不妊治療中、結果や予定、人との会話をきっかけに泣きたくなることがあります。その場で気持ちを説明したり、すぐ切り替えたりしなくても構いません。泣くかどうかと、治療への思いやつらさの深さを同じに考える必要はありません。
今いる場所で、少し負担を減らす
| 困っていること | できることの例 |
|---|---|
| 人前にいるのがつらい | 可能なら静かな場所へ移り、会話をいったん休む |
| 説明する言葉が出ない | 「少し時間がほしい」と短く伝える、メッセージにする |
| 一人でいたくない | そばにいてほしい、帰りを手伝ってほしいなど具体的に頼む |
どの方法も義務ではありません。泣きたくても涙が出ない、普段どおり動けるなど、反応は一つではありません。涙の量で自分やパートナーの思いを比べないでください。
何が必要かは、落ち着いてから言葉にしてもよい
今は話を聞いてほしいのか、通院や家事を手伝ってほしいのか、何も聞かず一緒にいてほしいのかを分けて頼めます。理由が分からなければ、「自分でもまだ整理できない」と伝えるところからで構いません。
泣いたことを、その日の治療の結果や今後の妊娠の責任にしないでください。通院や薬など必要な確認があるときは、気持ちの整理が終わる前でも診療先へ連絡できます。体調不良も、気持ちだけの問題と決めつけず伝えてください。
次の決断と、今日必要なことを分ける
治療を続けるか、休むかまで、その場で決めなくても構いません。まず今日の生活に必要な支えを頼み、今後の話は必要な時期を確認して相談できます。予約や薬の指示は自己判断で変えないでください。
同じ場面が繰り返しつらいときは、いつ・どんなことが重いかを、書ける範囲で残す方法もあります。記録がなくても相談できます。泣かずに話せるようになることを、支援を受ける条件にしなくてよいのです。
涙だけで病気を決めず、生活や安全への影響を相談する
眠れない、食べられない、つらさで生活を保ちにくいときは、通院先やかかりつけ医、心理職へ相談できます。決まった日数まで我慢する必要はありません。自分を傷つけそう、身の安全を保てないときは一人にならず、周囲や救急の助けを求めてください。
心の不調に薬が必要かは、妊娠の希望・可能性と使用中の薬も含めて医師に相談します。自己判断で処方薬を中止・増減しません。
今は場所を変えるか、必要な助けを一つ伝えるところからで構いません。気持ちがまとまらないままでも、支えを頼れます。
参考にした資料
2026年10月28〜29日に関連節を確認して編集しました。過ごし方・文例は編集部の提案で、不妊治療の成績や回復の期限を保証するものではありません。個別の医師監修はありません。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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