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切迫流産の薬物療法|使用される薬一覧

2026/4/19

切迫流産の薬物療法|使用される薬一覧

切迫流産と診断されると、「薬を飲んで本当に大丈夫か」「どんな薬が使われるのか」という不安が生じます。使用される薬物の種類・目的・副作用を正確に理解することで、治療への納得感が高まります。

この記事でわかること

  • 切迫流産の薬物療法で使用される主な薬の種類と目的
  • 黄体ホルモン製剤・子宮収縮抑制薬の特徴と副作用
  • 保険適用の有無と費用感
  • 薬物療法と安静療法の組み合わせ方

切迫流産の薬物療法:基本情報

項目

内容

対象

切迫流産(腹痛・出血が見られるが胎児心拍確認済みの状態)

主な使用薬

黄体ホルモン(プロゲステロン)製剤、hCG製剤

投与経路

経口・腟坐薬・注射(薬剤により異なる)

保険適用

切迫流産の診断があれば多くの薬が保険対象

治療期間

症状安定まで数週間〜妊娠中期まで継続する場合あり

使用される主な薬の種類

切迫流産の薬物療法は「子宮環境を整える薬」と「黄体機能を補助する薬」の2系統が中心です。医師が原因・週数・症状の重さを判断して処方を決定します。

  • 黄体ホルモン製剤(プロゲステロン):子宮内膜を安定させ着床環境を維持する目的で使用されます。腟坐薬(ルテウム・ウトロゲスタンなど)が代表的です。
  • hCG製剤:黄体機能を補助し、プロゲステロン産生を支持します。注射で投与されることが多い薬剤です。
  • 子宮収縮抑制薬(塩酸リトドリン等):主に切迫早産で用いられますが、切迫流産で強い子宮収縮がある場合に短期使用されることがあります。
  • 止血剤・凝固因子製剤:出血が顕著な場合に補助的に使用されることがある薬剤です。

副作用と対処法

薬物療法を受ける際には副作用についても正確に把握しておくことが重要です。主な副作用と対処の考え方を以下に示します。

  • 黄体ホルモン製剤:眠気・倦怠感・腟分泌物の増加があります。腟坐薬では挿入部位の違和感が生じることがあります。
  • hCG製剤:注射部位の疼痛・頭痛・浮腫が報告されています。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)のリスクがある場合は使用が制限されます。
  • 塩酸リトドリン:動悸・手の震え・低血糖が生じることがあります。心疾患がある場合は使用禁忌です。

副作用が強い場合や日常生活に支障が出る場合は、自己判断で服薬を中止せず必ず主治医に連絡してください。

費用と保険適用

切迫流産の診断が確定している場合、使用される薬物の多くは保険適用となります。自己負担額は医療機関・薬剤の種類・処方期間によって変動します。目安として以下を参考にしてください。

  • 腟坐薬(1か月分):自己負担 約3,000〜6,000円(3割負担の場合)
  • hCG注射(1回):自己負担 約500〜1,500円
  • 入院を要する場合:1日あたりの入院費(薬剤込み)は施設により大きく異なります

安静療法との組み合わせ

薬物療法だけでなく、安静(自宅安静または入院安静)との組み合わせが切迫流産管理の基本です。安静の程度は「家事軽減」から「完全ベッド安静」まで医師の指示に従います。仕事・家事・性行為・長時間の立位は症状が安定するまで制限されることが一般的です。

受診・相談のポイント

以下の症状が出た場合は、予約日を待たずに早めに受診してください。

  • 出血量が増加した、または鮮血に変わった
  • 下腹部痛・腰痛が強くなった
  • 胎動の減少を感じる(胎動開始後の場合)
  • 37.5度以上の発熱が続く

よくある質問(FAQ)

黄体ホルモン製剤は赤ちゃんに影響しますか?

現在使用されているプロゲステロン製剤では、胎児への重大な悪影響は報告されていません。ただし添付文書の記載を含めて主治医から十分な説明を受け、納得したうえで使用することが大切です。

薬を飲んでも流産することはありますか?

薬物療法はあくまで子宮環境を整える補助であり、染色体異常など根本的な原因がある場合は流産を防げないことがあります。

腟坐薬の使い方がわかりません。

看護師・薬剤師から使用方法の指導を受けてください。基本的には横になった状態で深く挿入し、しばらく安静にすることで薬が溶けて吸収されます。

切迫流産の薬物療法はいつまで続けますか?

症状が安定し出血・腹痛がなくなるまで、または医師が判断する時期(妊娠12〜16週など)まで継続されることが多いです。急に中断せず医師の指示に従って段階的に減量・中止します。

自費診療でしか受けられない薬はありますか?

切迫流産の治療では保険適用薬が中心ですが、一部の新しい製剤や適応外使用は自費となる場合があります。処方前に保険適用の有無を確認することをお勧めします。

まとめ

切迫流産の薬物療法は黄体ホルモン製剤を中心に、安静療法と組み合わせて行われます。副作用を正確に把握したうえで医師の指示通りに服薬を続けることが重要です。不安な点は遠慮なく主治医に相談してください。

【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為・診断・治療を目的としたものではありません。個別の症状や治療については必ず医師にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2