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38歳の流産確率|年齢別リスクデータ

2026/4/19

38歳の流産確率|年齢別リスクデータ

38歳の流産確率は約35〜45%程度とされています(日本産科婦人科学会・海外研究データより)。加齢に伴う卵子の染色体異常増加が主因であり、本人の体質や生活習慣が主な原因ではありません。正しいデータを知ることが次の妊娠への適切な準備につながります。

この記事のポイント

  • 38歳の流産確率と年齢別リスクデータ
  • 流産率が上昇する医学的な理由
  • 38歳から取れる具体的な対策

38歳の流産確率データ

38歳の臨床的妊娠における流産率は約35〜45%とされています。日本産科婦人科学会(JSOG)および海外の大規模コホート研究(NEJM・Human Reproduction等)のデータに基づく推計です。38歳では体外受精でも流産率は自然妊娠と同様に上昇。PGT-Aを検討する意義が高まる。

年齢別流産確率の比較

年齢

流産率(目安)

卵子染色体異常率(目安)

20〜24歳

約10〜15%

約10〜20%

25〜29歳

約12〜18%

約15〜25%

30〜34歳

約15〜25%

約20〜35%

35〜36歳

約25〜35%

約35〜45%

38歳

約35〜45%

約45〜55%

43〜44歳

約55〜70%

約70〜80%

45歳以上

約70〜80%

約80〜90%

なぜ38歳で流産率が上昇するのか

流産率の主な上昇原因は卵子の染色体異常の増加です。女性は生まれつき卵子の数と質が決まっており、加齢とともに卵子の染色体分離エラー(トリソミー・モノソミー)が増加します。38歳では卵子の約約45〜55%が染色体異常を持つとされます。染色体異常のある胚は多くの場合、妊娠初期〜中期に流産します。

加齢に伴う卵子の変化

  • 卵子内のミトコンドリア機能低下 → 受精・分裂の質低下
  • 紡錘体機能の低下 → 染色体分離エラーの増加
  • 卵子の細胞膜・DNA修復機能の低下

38歳からできる具体的な対策

流産率のデータは「妊娠を諦めるべき根拠」ではなく、「適切な治療・検査を早めに受けるべき根拠」です。38歳でも出産に至る方は多くいます。

対策1:不育症検査を受ける

2回以上の流産があれば不育症の保険適用検査(抗リン脂質抗体・凝固系・甲状腺等)を受けてください。原因が特定されれば治療で次回妊娠の成功率を高められます。

対策2:体外受精+PGT-A(着床前染色体検査)を検討

PGT-Aでは体外受精で作成した胚の染色体を検査し、正常染色体の胚のみを移植します。38歳では胚の染色体異常率が高いため、PGT-Aにより流産率を低下させる効果が期待できます。2022年から日本でも特定条件下で保険適用(体外受精部分)が可能となりました。

対策3:AMH(卵巣予備能)の評価

AMH検査で現在の卵巣予備能(残り卵子数の目安)を評価することで、今後の妊活戦略を立てやすくなります。38歳では早めの検査が重要です。

対策4:生活習慣の最適化

染色体異常を「治す」ことはできませんが、卵子の質を保つために葉酸・CoQ10・ビタミンDの摂取・禁煙・適度な運動・睡眠が重要です。これらが流産を直接防ぐという確実なエビデンスはありませんが、妊娠準備として推奨される行動です。

流産後の次の妊娠に向けて

流産後の次の妊娠を試みる時期は、身体的には1〜3か月後が目安です。38歳では時間的制約もあるため、担当医師と「いつから・どのように次を試みるか」を早めに相談することをお勧めします。

よくある質問

Q. 38歳でも出産できますか?

はい、可能です。38歳でも多くの方が出産に至っています。流産率のデータは確率であり、個人の転帰を決定するものではありません。適切な検査・治療を受けることで成功率を高めることができます。

Q. 流産率が高い年齢で自然妊娠を試みるべきか、体外受精を選ぶべきか?

自然妊娠と体外受精の選択は個人の状況(卵巣予備能・パートナーの精子状態・不育症の有無・心理的・経済的条件)によって異なります。不妊治療専門医に相談して個別の状況に合った方針を立ててください。

Q. PGT-Aは費用が高いと聞きました。

PGT-Aの検査費は自費で10万〜20万円程度ですが、体外受精部分は2022年から保険適用(特定条件下)となりました。流産を繰り返すコスト・精神的負担と比較して検討する価値があります。

Q. 流産の原因が年齢だとわかった場合、不育症の治療は必要ですか?

POC検査で流産組織の染色体異常が確認された場合は胎児側の偶発的原因である可能性が高いですが、母体側の原因を除外するために不育症検査を並行して受けることも推奨されます。

まとめ

38歳の流産確率は約35〜45%とされており、加齢による卵子の染色体異常増加が主因です。このデータは「妊娠を諦める根拠」ではなく、「早めに専門的な検査・治療を受けるべき根拠」です。不育症検査・PGT-A・AMH評価などを組み合わせて、担当医師と個別の戦略を立ててください。

【免責事項】本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療を目的としたものではありません。流産率データは研究によって幅があります。必ず担当医師にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2