
「流産後のカウンセリング」を受けるべきか迷っている方へ。流産後の悲しみや自責感は、時間が経てば自然に回復するケースも多いですが、一人で抱え込むと長期化することがあります。この記事では、カウンセリングを受けるメリット・探し方・費用を具体的に解説します。
この記事のポイント
- 流産後のカウンセリングは「弱いから受けるもの」ではなく、回復を早める専門的サポート
- 病院内の心理士・民間カウンセラー・グリーフ専門カウンセラーの3つの選択肢がある
- 費用は保険適用で数百円〜、民間は1回5,000〜1万5,000円が目安
流産後のカウンセリングとは
流産後のカウンセリングとは、流産による心理的ショック・悲嘆・自責感を専門家と一緒に整理するための心理的サポートです。医療機関内の臨床心理士や、グリーフ(喪失体験)専門のカウンセラーが担当します。
種類 | 提供場所 | 費用目安 |
|---|---|---|
病院内カウンセリング | 産婦人科・精神科・心療内科 | 保険適用数百円〜数千円 |
グリーフカウンセリング | 民間カウンセリングルーム | 1回5,000〜1万5,000円 |
ピアサポート | NPO・患者会 | 無料〜3,000円 |
電話相談 | 自治体・NPO | 多くが無料 |
カウンセリングを受けるメリット
流産後カウンセリングを受けることで期待できる主な効果を整理します。
- 感情の言語化:「なんとなくつらい」を具体的に整理できる
- 自責感の軽減:流産が自分のせいでないことを専門家から客観的に確認できる
- 悲嘆プロセスの促進:グリーフの流れを専門家が伴走してくれる
- 夫婦関係の改善:パートナーとの認識のズレを調整する場になることがある
- 次の妊娠への不安軽減:恐怖や不安を整理し、次のステップに踏み出しやすくなる
実際に受けた方の声
- 「流産は自分のせいだとずっと思っていたが、カウンセラーに『染色体異常が主原因』と伝えてもらって初めて少し楽になった」
- 「夫婦で一緒にカウンセリングを受けたことで、お互いの気持ちを伝え合える場になった」
- 「病院のカウンセラーに紹介してもらったピアサポートグループに参加したら、孤独感が一気に減った」
費用と保険適用について
費用の詳細は受診機関によって異なります。事前に確認することをお勧めします。
カウンセリング種別 | 費用目安 | 備考 |
|---|---|---|
精神科・心療内科(保険診療) | 1回500〜3,000円程度 | 適応障害・うつ病として保険適用 |
病院内臨床心理士 | 1回2,000〜5,000円程度 | 機関により自費の場合も |
民間グリーフカウンセラー | 1回5,000〜1万5,000円 | 全額自費 |
自治体の心理相談 | 無料 | 保健センター・女性相談窓口 |
カウンセラーの探し方
信頼できるカウンセラーを見つけるためのステップです。
- 担当医に紹介を依頼する:流産後のフォロー外来で相談するのが最も確実
- 日本臨床心理士会のデータベースを使う:資格保有者を地域で検索できる
- 「グリーフカウンセリング 流産」で検索する:専門のカウンセリングルームを探す
- 自治体の保健センターに相談する:無料相談窓口を案内してもらえることが多い
カウンセリングの始め方・アクセス方法
「受けてみたいけど、どこに連絡すればいいかわからない」という方のために、具体的なアクセス方法をまとめます。
- ステップ1:流産後の診察時に「心のケアについて相談したい」と担当医に伝える
- ステップ2:病院内の臨床心理士を紹介してもらうか、外部のカウンセリングルームを教えてもらう
- ステップ3:初回は「どんなことが話せるか確認するだけ」という気持ちで予約する
- ステップ4:自分に合わないと感じたらカウンセラーを変更することもできる
自治体の保健センターに電話するだけでも、地域の相談窓口を案内してもらえます。「何から始めればいいか」で止まらず、まず一歩踏み出してみてください。
カウンセリングを受けた方の声
実際に流産後カウンセリングを受けた方の経験から、どのような変化があったかを整理しました。
- 「最初は週1回3か月通った。自分が何に傷ついていたかが明確になって、夫にも伝えやすくなった」
- 「病院の心理士は流産について詳しかったので、医療的な説明と心理的なサポートを同時にもらえた」
- 「オンラインカウンセリングは移動不要で体が回復しきっていない時期でも受けられた」
カウンセリングの効果は「悲しみがなくなること」ではなく、「悲しみと共に生きる力がつくこと」です。
よくある質問(FAQ)
Q1. カウンセリングは何回受ければ良いですか?
個人差があります。1〜3回で気持ちが整理できる方もいれば、数か月継続する方もいます。最初は「まず1回受けてみる」という姿勢で問題ありません。
Q2. 夫(パートナー)も一緒に受けた方が良いですか?
一緒に受けることで夫婦のコミュニケーション改善に役立つことがあります。ただし、パートナーが乗り気でない場合は無理強いせず、まず一人で受けることから始めましょう。
Q3. カウンセリングと精神科受診はどう違いますか?
カウンセリングは心理的サポートを目的とした対話で、薬の処方は行いません。精神科は医師による診察・診断・薬物療法が中心です。抑うつ症状が強い場合は精神科・心療内科を受診することが勧められます。
Q4. オンラインのカウンセリングでも効果はありますか?
対面と同等の効果があることが研究で示されています。移動の負担が少ないため、体力回復中の流産後には特に有効な選択肢です。
Q5. 流産後どのくらいで受診するのが良いですか?
「受ける時期に早すぎることはない」が原則です。流産直後でも、数か月後でも、受けたいと感じたタイミングで問題ありません。
まとめ
流産後のカウンセリングは、悲嘆プロセスを健全に進め、次のステップへの準備を整えるための専門的なサポートです。費用・種類ともに選択肢があるため、まず担当医に相談することが最も簡単な第一歩です。
- 病院内カウンセリング・民間・自治体の3つから選べる
- 一人で抱え込まず、「話す場所」を持つことが回復への近道
- 夫婦で一緒に受けることもできる
【免責事項】本記事は医療・心理情報の提供を目的としており、診断・治療の代替ではありません。精神的なつらさが強い場合は医療機関にご相談ください。
この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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