EggLink

不育症の検査・治療費用|保険適用範囲

2026/4/19

不育症の検査・治療費用|保険適用範囲

不育症の検査・治療費用について知りたいと思っていませんか?「いくらかかるのか」「保険は使えるのか」は、治療を始めるうえで最も気になる問題のひとつです。本記事では、2026年5月2日時点の情報をもとに、不育症の検査・治療費用の目安と費用を抑えるための方法を詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 不育症の検査費用は全額自費で5〜20万円程度かかる場合がある
  • 治療費はヘパリン療法・アスピリン療法などの内容によって異なる
  • 保険適用・自治体助成・高額療養費制度・医療費控除を組み合わせることが重要
  • 費用の目安は医療機関によって大きく異なるため、事前に複数施設を確認することが有効

不育症検査の費用相場

不育症の標準的な検査パネルには複数の検査が含まれており、一度に受けると費用が高額になることがあります。以下は一般的な費用の目安です(保険適用3割負担の場合と自費の場合)。

検査項目

費用目安(自費)

抗リン脂質抗体検査(3項目)

1〜3万円程度

凝固因子検査(複数項目)

1〜2万円程度

染色体検査(夫婦)

3〜5万円程度

子宮形態検査(超音波・造影)

1〜3万円程度

内分泌検査

0.5〜1万円程度

検査合計(目安)

5〜20万円程度

保険適用となる検査は自己負担が3割(または1割)に抑えられます。医療機関・検査内容によって費用は大きく異なるため、受診前に必ず確認してください。

治療費の目安

不育症の治療費は、治療内容・期間・保険適用の有無によって異なります。

治療内容

費用目安(月額)

低用量アスピリン(保険適用)

数百円〜1,000円程度

ヘパリン自己注射(保険適用)

1〜3万円程度(薬剤費のみ)

ヘパリン自己注射(自費)

5〜15万円程度

着床前胚染色体検査(PGSR)

30〜80万円程度(体外受精費含む)

ヘパリン療法は妊娠期間中(約7〜8ヵ月)継続する場合が多く、総費用は数十万円になることもあります。

費用を抑えるための方法

不育症の費用負担を軽減するために、以下の制度を組み合わせて活用することをおすすめします。

  • 自治体の助成制度:検査・治療費の一部を助成している自治体が多い。お住まいの市区町村窓口に確認
  • 高額療養費制度:同一月の保険診療自己負担が上限額を超えた場合に払い戻し
  • 医療費控除:年間の医療費が10万円を超えた場合に確定申告で控除
  • 限度額適用認定証:高額療養費の事前申請で、窓口での支払いを上限額に抑えられる

医療機関による費用の違い

不育症の検査・治療費は、保険適用の大学病院・総合病院と、自費診療中心の専門クリニックとでは大きく異なることがあります。保険診療を受けたい場合は、保険算定が可能な医療機関を選ぶことが重要です。初診前に「保険診療で対応可能ですか?」と電話確認するだけでも、費用面での見通しが立てやすくなります。

よくある質問

Q1. 不育症の検査は何回受ける必要がありますか?

抗リン脂質抗体は12週以上あけて2回受ける必要があります。その他の検査は原則1回で評価できるものがほとんどです。

Q2. 治療費の総額はどのくらいになりますか?

原因と治療内容によって大きく異なります。保険適用のアスピリン+ヘパリン療法なら妊娠中の総費用は10〜30万円程度が目安ですが、自費診療や体外受精を伴う場合は数百万円に達することもあります。

Q3. 医療費控除の対象になる費用はどこまでですか?

診察費・検査費・薬代・交通費(公共交通機関のみ)が対象です。自治体の助成金を受け取った場合は、その分を差し引いて申告します。

Q4. 限度額適用認定証はどこで申請できますか?

加入している健康保険組合・協会けんぽ・国民健康保険の窓口で申請できます。事前に申請することで、窓口負担が自己負担限度額に抑えられます。

Q5. 仕事を休んで治療を受けた場合、傷病手当金はもらえますか?

健康保険の傷病手当金は、療養のために仕事を休んだ場合に支給されます。不育症治療で連続3日以上休業した場合に要件を満たすことがあります。詳細は加入している健康保険に確認してください。

まとめ

不育症の検査・治療費は、内容・保険適用の有無によって大きく幅があります。自治体の助成制度・高額療養費制度・医療費控除を組み合わせることで、実質的な負担を大幅に軽減できるケースがあります。費用の見通しを立てるためにも、受診前に医療機関への確認と、お住まいの自治体の助成制度の調査を早めに行うことをおすすめします。経済的な理由で治療を断念しないよう、使える制度は積極的に活用してください。

※本記事の情報は2026年5月時点のものです。費用の最新情報は担当医または各医療機関にご確認ください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

産婦人科・婦人科に関する正確で信頼性の高い情報をお届けします。医療監修のもと、女性の健康に役立つコンテンツを制作しています。

公開:2026/4/19更新:2026/5/2