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港区の不妊治療助成金・上乗せ補助

2026/4/19

港区の不妊治療助成金・上乗せ補助

港区にお住まいで不妊治療を検討中の方へ。港区では、保険適用外の不妊治療(先進医療・自由診療)に対して1回最大30万円を助成する独自制度を設けています。本記事では、港区特定不妊治療費助成金の対象条件・金額・申請手順を整理し、東京都の助成金との併用方法や、治療費の実質負担を抑えるための具体的な戦略まで解説します。

この記事のポイント

  • 港区の助成金は先進医療・自由診療の2種類。1回あたり上限30万円
  • 妻の年齢43歳未満が対象。40歳未満は通算6回、40歳以上は3回まで
  • 先進医療は東京都の助成(上限15万円)と港区の助成を併用可能
  • 申請は郵送・窓口・電子申請の3つの方法に対応
  • 保険適用+高額療養費制度と組み合わせると体外受精の実質負担は月8万円程度に

港区の不妊治療助成金は「先進医療」と「自由診療」の2種類

港区特定不妊治療費助成金は、保険適用外の不妊治療にかかる自己負担を軽減する制度で、先進医療と自由診療それぞれに1回最大30万円が支給されます。

2022年4月に体外受精・顕微授精が保険適用となりましたが、保険でカバーされない治療も少なくありません。港区では、そうした保険適用外の費用を独自に助成しています。

区分

対象となる治療

助成上限(1回)

東京都との併用

先進医療

保険診療と併用で実施する国認定の医療技術(SEET法、タイムラプス、PGT-A等)

30万円

可(都の助成額を差し引いた残額が対象)

自由診療

先進医療会議で審議中の治療等により全額自己負担となった体外受精・顕微授精

30万円

不可(都の助成対象外)

男性不妊治療も、体外受精・顕微授精の一環として行われたものであれば自由診療枠で助成対象になります。

助成を受けるための4つの条件

対象者の要件は、妻の年齢が治療開始時点で43歳未満であること、夫婦の一方が港区に住民登録していること、法律婚または事実婚であること、の4点です。

具体的な条件は以下のとおりです。

  • 年齢要件:1回の治療を開始した日時点で、妻の年齢が43歳未満であること
  • 住所要件:夫婦の一方または双方が、治療開始日から申請日まで継続して港区に住民登録していること
  • 婚姻要件:法律上の婚姻関係にある夫婦、または事実婚関係にある男女
  • 他の助成との重複不可:同一の治療について、他の自治体から同種の助成を受けていないこと

助成回数の上限

助成回数は、初めて先進医療または自由診療を受けた治療開始日時点の妻の年齢で決まります。

初回治療開始時の妻の年齢

助成回数の上限

40歳未満

通算6回まで

40歳以上43歳未満

通算3回まで

先進医療と自由診療は別カウントではなく、合計での回数制限となるため注意が必要です。

東京都の助成金との併用で先進医療の自己負担をさらに軽減

先進医療を受けた場合、東京都の助成(1回上限15万円)を先に申請し、カバーしきれなかった残額を港区の助成で補うことで、二重に負担を軽減できます。

東京都は「特定不妊治療費(先進医療)助成」として、保険診療の体外受精・顕微授精と併用した先進医療の費用を1回最大15万円まで助成しています。港区の助成金は、都の助成額を差し引いた自己負担額に対して支給される仕組みです。

たとえば、先進医療費が40万円だった場合のイメージは以下のとおりです。

  1. 東京都に申請 → 15万円の助成
  2. 残額25万円を港区に申請 → 25万円の助成(上限30万円以内)
  3. 実質自己負担 → 0円

ただし、都の助成を受けるには東京都への申請と承認決定が必要です。港区への申請時には、都の承認決定通知書の写しを添付してください。

一方、自由診療の場合は東京都の助成対象外のため、港区の助成金(上限30万円)のみが利用可能です。

申請に必要な書類一覧

必要書類は先進医療と自由診療で様式が異なります。申請前に港区の公式サイトから最新の様式をダウンロードし、漏れなく準備しましょう。

共通で必要な書類

  • 港区特定不妊治療費助成金支給申請書(先進医療用・自由診療用で別様式)
  • 受診等証明書(医療機関の医師に記載を依頼するもの)
  • 医療機関発行の領収書の写し
  • 夫婦の住所を確認できる書類(住民票の写し等)
  • 振込先口座の情報がわかるもの(通帳の写し等)

先進医療の場合に追加で必要な書類

  • 東京都の助成金承認決定通知書の写し(都の助成対象の場合)

事実婚の場合に追加で必要な書類

  • 事実婚関係に関する申立書
  • 戸籍謄本(重婚でないことの確認用)

受診等証明書は医療機関での記載に数日〜数週間かかることがあるため、治療終了後早めに依頼しておくと申請がスムーズです。

申請手順は3ステップ

港区の助成金申請は、治療終了後に必要書類を揃え、郵送・窓口・電子申請のいずれかで提出する流れです。審査後、指定口座に助成金が振り込まれます。

ステップ1:治療を受け、書類を準備する

保険適用外の体外受精・顕微授精(先進医療または自由診療)の1回の治療が終了したら、医療機関に「受診等証明書」の記載を依頼します。領収書も保管しておいてください。

ステップ2:申請書類を提出する

以下の3つの方法から選択できます。

  • 郵送:〒108-8315 港区三田1-4-10 みなと保健所健康推進課地域保健係 宛
  • 窓口:みなと保健所(港区三田1-4-10)で直接提出
  • 電子申請:港区の電子申請サービスから手続き可能(自由診療の場合は受診証明書の原本を別途郵送)

ステップ3:審査・振込

区で審査のうえ、承認された場合は指定口座に助成金が振り込まれます。

申請期限

治療が終了した年度の末日(3月31日)までに申請してください。ただし、1月〜3月に治療が終了した場合は同年6月30日が期限です。期限を過ぎると申請できなくなるため、早めの手続きをおすすめします。

体外受精1周期の実質負担シミュレーション

保険適用+高額療養費+港区助成金を組み合わせると、体外受精1周期の自己負担は数万円程度まで圧縮できる場合があります。

以下は、港区在住・年収約500万円の世帯が体外受精1周期を受け、先進医療(タイムラプス)を併用した場合のモデルケースです。

費用項目

金額

備考

保険診療部分(3割負担)

約15万円

採卵・培養・移植等

先進医療部分(全額自己負担)

約3万〜5万円

タイムラプス等

高額療養費の払い戻し

▲約7万円

年収約370万〜770万円の区分

東京都の助成金

▲3万〜5万円

先進医療部分に対して

港区の助成金

▲残額

都で補填しきれない分

実質自己負担の目安

約8万円前後

保険診療の高額療養費適用後

事前に「限度額適用認定証」を取得しておくと、窓口での支払い自体を高額療養費の上限額に抑えられ、一時的な立て替え負担も軽減されます。加入している健康保険組合によっては付加給付でさらに自己負担が下がるケースもあるため、勤務先の健保組合に確認してみてください。

助成金以外に使える費用軽減制度

港区の助成金だけでなく、医療費控除や高額療養費制度など、複数の制度を組み合わせることで不妊治療の経済的負担を最小限に抑えられます。

医療費控除(確定申告)

不妊治療にかかった費用は医療費控除の対象です。1年間の医療費が10万円を超えた分について、所得税の還付を受けられます。通院の交通費も対象になるため、領収書とともに記録を残しておきましょう。

高額療養費制度

保険適用の治療が同一月内に自己負担限度額を超えた場合、超過分が払い戻されます。年収約370万〜770万円の区分では、月の自己負担上限が約8万円程度です。

港区の不妊・不育相談ダイヤル

費用面だけでなく精神的な負担も大きい不妊治療。港区では専門の相談窓口を設けており、治療の進め方や制度の利用方法について相談できます。

港区卵子凍結費用助成

港区では卵子凍結にかかる費用を助成する制度も別途設けています。将来の妊娠に備えたい方は、あわせて確認してみてください。

よくある質問

Q. 港区に転入したばかりでも助成金を申請できますか?

治療開始日から申請日まで継続して港区に住民登録があることが要件です。治療開始後に転入した場合は対象外となる可能性があるため、みなと保健所健康推進課(03-6400-0084)に事前に確認してください。

Q. 事実婚でも助成金の対象になりますか?

対象になります。通常の必要書類に加えて、「事実婚関係に関する申立書」と戸籍謄本の提出が必要です。

Q. 先進医療と自由診療の違いは何ですか?

先進医療は、国が認めた医療技術を保険診療と組み合わせて実施するもので、保険診療部分は3割負担が維持されます。自由診療は、治療全体が保険適用外となり全額自己負担です。先進医療会議で審議中の治療を含む場合などに自由診療となります。

Q. 東京都と港区の両方に申請する必要がありますか?

先進医療の場合、まず東京都に申請して承認を受け、その後港区に申請する流れです。自由診療の場合は東京都の助成対象外のため、港区への申請のみとなります。

Q. 保険適用前の旧助成制度を利用したことがある場合、回数はリセットされますか?

2022年3月以前の旧制度(保険適用前の特定不妊治療費助成)は別制度として扱われます。港区の現行制度の助成回数には影響しません。

Q. 1回の治療が年度をまたいだ場合、いつまでに申請すればよいですか?

治療が終了した日の属する年度の末日(3月31日)までです。1月〜3月に治療が終了した場合は、同年6月30日が申請期限となります。

Q. 助成金はどのくらいで振り込まれますか?

審査期間は申請内容や時期により異なります。具体的な目安については、みなと保健所健康推進課(03-6400-0084)にお問い合わせください。

まとめ

港区の特定不妊治療費助成金は、先進医療・自由診療ともに1回最大30万円が支給される手厚い制度です。先進医療の場合は東京都の助成(上限15万円)と併用できるため、自己負担をさらに抑えられます。保険適用+高額療養費制度+都と区の助成金を組み合わせることで、体外受精の実質的な費用負担は大幅に軽減されるでしょう。治療が終了したら申請期限に注意して、早めに手続きを進めてください。

制度の詳細や最新情報は、みなと保健所健康推進課地域保健係(電話:03-6400-0084)に直接お問い合わせいただくのが確実です。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の治療法を推奨するものではありません。症状や治療については、必ず担当医にご相談ください。

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この記事を書いた人

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公開:2026/4/19更新:2026/4/27