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38歳の採卵|期待できる卵子の数は?

2026/4/19

38歳の採卵|期待できる卵子の数は?

「38歳での採卵、何個の卵子が取れますか?」「採卵数が少ないと妊娠は難しいですか?」――38歳の採卵に臨む方が最も気になる疑問に、実データで答えます。採卵数は年齢と卵巣予備能(AMH)で大きく変わりますが、「数が少ない=妊娠できない」ではありません。大切なのは得られた卵子をどう活かすかです。

この記事でわかること

  • 38歳での平均採卵数のデータ
  • 卵巣予備能(AMH・AFC)と採卵数の関係
  • 少ない採卵数でも妊娠を目指す戦略
  • 採卵数を最大化するための準備
  • 1個しか取れなかった場合の対処法

38歳での採卵数|実データと統計

日本産科婦人科学会のARTデータおよび国内主要不妊治療専門施設のデータによると、38歳での採卵数の分布は以下の通りです:

採卵数

38歳での割合(目安)

胚盤胞になる期待数

1〜3個

約30%

0〜2個

4〜7個

約40%

1〜3個

8〜12個

約20%

2〜5個

13個以上

約10%

3〜7個

※施設・刺激法・個人の卵巣予備能により大きく異なる。あくまで目安

38歳の平均的な採卵数は5〜8個程度とされていますが、個人差が非常に大きいです。重要なのは採卵数よりも「良質な胚盤胞の数」です。

卵巣予備能(AMH・AFC)と採卵数の関係

採卵数を最も左右するのは、卵巣予備能です。主な指標:

AMH(抗ミュラー管ホルモン):残存卵子数の指標

AMH値

卵巣予備能の評価

38歳での期待採卵数

2.0 ng/mL以上

良好

8〜15個

1.0〜2.0 ng/mL

標準

5〜10個

0.5〜1.0 ng/mL

やや低下

3〜6個

0.5 ng/mL未満

低卵巣予備能

1〜3個

※AMHの正常値は年齢により異なる。数値は目安

AFC(胞状卵胞数):超音波で確認できる発育待機卵胞数。月経2〜3日目に計測。両側合わせて5〜10個が38歳の標準的な範囲とされます。

少ない採卵数でも妊娠を目指す戦略

採卵数が少ない(AMHが低い)場合でも、以下の戦略で妊娠を目指せます:

1. 複数回採卵による胚の蓄積(バンキング戦略)

1回の採卵で良質な胚盤胞が得られなくても、複数回採卵して凍結胚を蓄積してから移植する戦略。38歳では時間的余裕も考慮しながら計画を立てます。

2. 刺激法の最適化

  • 低反応症例(AMH低い)には「アンタゴニスト法」や「自然周期法」が適している場合がある
  • 刺激プロトコルは担当医師と相談して最適化する
  • 前周期にPBCyst(避妊薬)を使うプライミングで採卵数が改善することも

3. 採卵後の培養戦略の最適化

  • 受精方法(通常体外受精 vs 顕微授精)の選択
  • Day3(分割期胚)vs Day5〜6(胚盤胞)移植の判断
  • 胚培養環境(タイムラプスインキュベーター等)の活用

採卵数を最大化するための準備

採卵3〜6ヶ月前から取り組める準備:

  • 葉酸補充:400〜800μg/日(厚生労働省推奨)
  • CoQ10:600mg/日以上でミトコンドリア機能サポートの可能性
  • ビタミンD:欠乏している場合は補充を検討
  • 適正体重の維持:BMIが高すぎると採卵数・胚質の低下リスク
  • 禁煙:喫煙は卵巣予備能・卵子の質に明確な悪影響
  • 過度な運動の回避:激しい運動は卵巣機能に悪影響の可能性

採卵数が1〜2個だった場合の対処法

「1個しか取れなかった」という状況は精神的につらいですが、選択肢はあります:

  • 得られた胚を大切に育てる:Day3で移植するかDay5まで培養するか担当医師と相談
  • 次回採卵に向けての対策を立てる:刺激法の変更・サプリ・生活習慣改善
  • 自然周期採卵:AMHが極めて低い場合、自然周期で1個ずつ確実に採卵する戦略も
  • 他院へのセカンドオピニオン:低反応症例の専門クリニックへの相談

よくある質問

Q: 38歳でAMH 0.3 ng/mLです。採卵は難しいですか?

A: AMH 0.3は低卵巣予備能ですが、採卵・妊娠・出産に至っている方は多数います。1回の採卵数は1〜3個と少なくなりますが、良質な胚が1個あれば妊娠は可能です。低反応症例の経験が豊富な施設への相談を検討してください。

Q: 採卵数が多ければ多いほど良いですか?

A: 一概にそうではありません。大量採卵はOHSS(卵巣過剰刺激症候群)のリスクを伴います。38歳では質の良い胚を確実に得ることが量よりも重要です。

Q: 採卵前に性行為は控えるべきですか?

A: 担当医師の指示に従ってください。一般的に採卵前の性行為は問題ないことが多いですが、施設によって異なります。

まとめ

38歳での採卵数は平均5〜8個程度ですが、AMHや卵巣予備能によって個人差が大きいです。重要なポイント:

  • 採卵数よりも「良質な胚盤胞の数」が重要
  • AMH・AFCで採卵数をある程度予測できる
  • 少数採卵でも胚蓄積戦略・刺激法最適化で妊娠を目指せる
  • 採卵3〜6ヶ月前からの準備で次回の採卵結果改善を図れる可能性がある

免責事項
本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療の代替となるものではありません。治療方針については必ず担当医師にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2