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NIPTが安いクリニックの選び方|費用相場と注意すべき落とし穴

2026/5/4

NIPTの費用は施設によって5万円台から22万円超まで大きく異なります。「同じ検査なら安いほうがいい」と考えるのは自然なことですが、安さの裏側には見えにくいコストやリスクが隠れている場合もあります。

この記事では、NIPTの費用相場を施設タイプ別に整理し、安い施設を選ぶ際に必ず確認すべきポイント、広告に書かれていない追加費用の実態まで踏み込んで解説します。限られた予算のなかで賢く施設を選びたい方に向けた実用ガイドです。

この記事のポイント

  • NIPT最安値帯は約5万〜7万円。ただし基本3染色体のみの最小プラン
  • 安さの理由は主に「カウンセリング省略」「拠点集約」「検査会社との取引量」
  • 費用だけで選ぶと陽性時に追加10万〜20万円かかるケースも

NIPTの費用相場——施設タイプ別の比較

NIPTの費用は施設タイプと検査プランによって約5万〜22万円の幅があります。以下の表で全体像を把握しましょう。

施設タイプ

基本検査(3染色体)

フルセット(全染色体+微小欠失)

含まれるもの

認可施設(大学病院等)

約15万〜22万円

——(プラン設定なしが多い)

遺伝カウンセリング2回・検査・結果説明

認可外(大手チェーン)

約7万〜12万円

約15万〜20万円

検査・簡易説明・Web結果通知

認可外(低価格帯)

約5万〜7万円

約10万〜15万円

検査・Web結果通知

なぜ施設間で3〜4倍の価格差があるのか

価格差の主な要因は以下の3つです。

  • 遺伝カウンセリングの有無: 臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーの人件費は高額。認可施設の費用の約3〜5万円はカウンセリング分
  • 施設の運営コスト: 大学病院の維持費と、駅近テナントの小規模クリニックでは固定費が大きく異なる
  • 検査会社との契約条件: 大量に検体を送る施設ほど1件あたりの検査委託費が下がるスケールメリット

安いNIPTクリニックの費用内訳を詳しく見る

「基本料金5万円」と広告されていても、実際に支払う総額は異なる場合があります。以下は実際にかかりうる費用の内訳です。

費用項目

低価格施設の例

認可施設の例

基本検査料

5万〜7万円

15万〜22万円(カウンセリング込み)

カウンセリング

別料金(1万〜3万円)or なし

含まれる

結果説明

Webのみ(追加料金なし)

対面(含まれる)

性別判定

含まれるor +5,000円

原則非対応

陽性時の羊水検査紹介

紹介のみ or 自己手配

院内対応 or 連携施設紹介

羊水検査費用補助

0〜全額(条件付き)

施設による

再検査(判定保留時)

無料〜半額

無料が多い

隠れた追加費用の例

  • 初診料: 基本検査料とは別に初診料3,000〜5,000円が必要な施設がある
  • 採血手技料: 検査料と別に2,000〜3,000円請求される場合
  • 結果の郵送料: 紙の結果報告書を希望すると追加1,000〜2,000円
  • キャンセル料: 前日・当日キャンセルで5,000〜1万円のキャンセル料が発生する施設も

予約前に「検査にかかる総額」を施設に確認し、追加費用の有無を明確にしておきましょう。

安いクリニックで後悔する3つのパターン

費用を優先して施設を選んだ結果、後悔するケースには共通パターンがあります。事前に知っておくことで回避可能です。

パターン1:陽性時に放置される

最も深刻なのがこのパターン。検査で陽性が出ても、確定検査の紹介先がなく「ご自身でお探しください」と言われるケースがあります。陽性結果を受けて動揺しているなかで自ら医療機関を探す精神的負担は計り知れません。

パターン2:カウンセリングなしで結果だけ通知される

Web上の結果ページに「陽性」と表示されるだけで、医師からの説明がない——。NIPTの陽性は確定診断ではなく、偽陽性の可能性もあるにもかかわらず、「我が子に異常がある」と思い込んでしまう方もいます。

パターン3:追加検査で結局高額になる

基本プラン5万円で申し込んだものの、「念のため」と性染色体や微小欠失のオプションを追加され、最終的に15万円を超えたという声も。追加検査が本当に必要かどうか、自分で判断できる知識が求められます。

費用を抑えつつ安全に受検するための5つのポイント

「安さ」と「安心」を両立させるために、以下の5点を重視してください。

1. 陽性時のフォロー体制を最重視する

確定検査への紹介ルートがあるか、羊水検査費用の補助があるか。この2点が確認できない施設は、いくら安くても避けるべきです。検査の本当のコストは「陽性だったとき」に顕在化します。

2. 基本3染色体検査で十分か検討する

ダウン症(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)の3つがNIPTの主要対象です。微小欠失症候群の追加検査は偽陽性率が高く、不要な不安を招く可能性も。主治医と相談のうえ、必要な検査項目を見極めましょう。

3. 総額で比較する

基本料金だけでなく、カウンセリング費用・初診料・結果説明料・キャンセル料を含めた総額で比較を。施設に「すべて込みでいくらか」と直接確認することが最も確実です。

4. 複数施設を比較検討する

最低2〜3施設の情報を集めて比較しましょう。Webサイトの情報だけでなく、電話で問い合わせた際の対応の丁寧さも施設の質を測る指標になります。

5. 認可施設の費用助成がないか確認する

一部の自治体では出生前診断にかかる費用の一部を助成する制度があります。また、加入している医療保険の付帯サービスとしてNIPT費用の割引が適用される場合もあるため、確認してみましょう。

費用別・NIPTプランの選び方ガイド

予算に合わせて、どのプランが自分に適しているか整理します。

予算帯

選べるプラン

注意点

5万〜8万円

認可外・基本3染色体プラン

カウンセリングの有無・陽性時サポートを必ず確認

8万〜15万円

認可外・充実プラン or 認可施設(一部)

カウンセリング・陽性時羊水検査補助が付くプランを選ぶ

15万〜22万円

認可施設

遺伝カウンセリング込みで総合的な安心感が高い

費用を抑えたいが不安も大きい場合

認可外施設で検査を受けつつ、遺伝カウンセリングだけ別途受けるという方法もあります。遺伝カウンセリングは検査を受けた施設以外でも受診可能で、1回あたり5,000円〜1万円程度。検査費用と合わせても認可施設より安く済むケースがあります。

NIPTの費用は医療費控除の対象になるか

NIPTは自費診療ですが、条件によっては医療費控除の対象になる可能性があります。

医療費控除の基本ルール

年間の医療費自己負担額が10万円を超えた場合(所得200万円未満は5%を超えた場合)、確定申告で医療費控除を申請できます。NIPTが「治療または診断に必要な検査」と認められれば控除対象になりえますが、税務署の判断に委ねられます。

控除を受けるためのポイント

  • 領収書を必ず保管する(施設名・金額・日付が記載されたもの)
  • 医師の指示に基づく検査であることを示せると有利
  • 交通費(電車・バス)も控除対象になる場合がある
  • 判断に迷ったら、管轄の税務署に事前相談を

よくある質問(FAQ)

Q. NIPTが5万円以下の施設は信頼できますか?

検査精度は検査会社に依存するため、極端に安い施設でも精度自体は変わらない場合があります。ただし、5万円以下の場合、カウンセリングや陽性時サポートが大幅に省略されている可能性が高いため、フォロー体制を特に入念に確認してください。

Q. クレジットカードや分割払いは使えますか?

多くの認可外施設ではクレジットカード払いに対応しています。分割払い対応の施設や、医療ローンを紹介してくれる施設もあります。支払い方法は予約時に確認しましょう。

Q. 安い施設だと検査結果の信頼性が下がりますか?

同じ検査会社(例:イルミナ社のVeriSeq等)を使用していれば、検査結果の信頼性に差はありません。施設の価格差は主にサービス内容(カウンセリング・説明・フォロー)の違いによるものです。

Q. 認可施設でも安く受ける方法はありますか?

一部の認可施設では、研究プロジェクトの一環としてNIPTを通常より安価に提供しているケースがあります。また、前述のとおり自治体の助成制度がある地域もあるため、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。

Q. 夫婦の合計所得が低い場合、費用支援はありますか?

出生前診断に対する所得制限付きの公的支援は現時点では限定的です。ただし、自治体の妊婦支援制度のなかに出生前診断の費用補助が含まれる場合があります。住民票のある自治体の母子保健担当に相談することをお勧めします。

Q. キャンセルした場合、返金されますか?

キャンセルポリシーは施設ごとに異なります。採血前であれば全額返金の施設が多いですが、前日・当日キャンセルには手数料がかかることも。予約時にキャンセル規定を確認しておきましょう。

まとめ

NIPTの費用を安く抑えたい場合、認可外施設の基本プラン(5万〜10万円)が選択肢になります。ただし、安さだけで選ぶと陽性時のサポート不足で追加の費用と精神的負担が発生するリスクも。費用を比較する際は「総額」と「陽性時のフォロー体制」を必ずセットで確認し、後悔のない施設選びをしてください。

費用のご相談

MedRootでは、NIPTの費用やプラン選びに関する情報提供を行っています。予算に合った施設を探したい方、費用の内訳を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の施設やプランを推奨するものではありません。施設選びの最終判断は、ご自身と担当医との相談のうえで行ってください。記載の費用は2026年5月時点の一般的な相場であり、施設により異なります。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/4