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【体験談】HSG検査を受けた感想|痛みと結果

2026/4/19

【体験談】HSG検査を受けた感想|痛みと結果

HSG検査(子宮卵管造影)とは:不妊検査の重要ステップ

HSG(Hysterosalpingography:子宮卵管造影)は、子宮腔内に細いカテーテルを挿入し、造影剤を注入しながらX線撮影を行う検査です。子宮の形態異常(中隔子宮・双角子宮など)と卵管の通過性(卵管閉塞・癒着)を同時に評価できます。日本では不妊治療の初期検査として広く実施されており、「HSGで卵管が通った後に妊娠しやすくなる」という通水効果も報告されています。

この記事でわかること

  • HSG検査の流れと所要時間
  • 痛みの実際と和らげる方法
  • 結果の読み方(正常・閉塞・通過不良の違い)
  • 費用と保険適用
  • 検査後の「通水効果」について

検査の流れと所要時間

検査前の準備

  • 受診タイミング:月経終了後3〜10日(排卵前・内膜が薄い時期)
  • 事前の血液・感染症検査:初回はクラミジア抗原検査が必要(クラミジア陽性時は抗生物質治療後に実施)
  • 鎮痛薬:検査1時間前にロキソニン等の服用を指示されることが多い
  • 造影剤アレルギー確認:ヨード造影剤のアレルギー歴の有無を確認

検査の手順(所要時間:30〜60分)

  1. 内診台に乗り、内診と同じ体位をとる
  2. 外陰部・膣内を消毒し、膣鏡を挿入する
  3. 子宮口にカテーテル(バルーンカテーテルなど)を挿入・固定する
  4. X線透視しながら造影剤を注入し、子宮と卵管の映像を撮影する
  5. カテーテルを抜去し、終了後20〜30分安静にする

痛みの実際:個人差と対策

HSG検査は、不妊検査の中で「痛い」と言われることの多い検査のひとつです。しかし、痛みの感じ方には非常に大きな個人差があります。

痛みが生じる主なタイミング

  • カテーテル挿入時:子宮口を通過する際に痛みを感じる場合があります
  • 造影剤注入時:子宮が広がる際の圧迫感・生理痛に似た痛み
  • 卵管通過時:卵管が閉塞・狭窄している場合に強い痛みが生じることがある

痛みの強さの目安

状況

痛みの傾向

経産婦・子宮口が開きやすい方

比較的痛みが少ない

未経産・子宮口が狭い方

挿入時に強い痛みを感じやすい

卵管通過良好

比較的痛みが少ない

卵管閉塞・狭窄あり

造影剤注入時に強い痛みが生じることがある

痛みを和らげるための対策

  • 検査1時間前にロキソニン(60mg)またはセレコックス(100mg)を服用する
  • 深呼吸(腹式呼吸)でリラックスする
  • 担当医・看護師に緊張していることを伝える
  • 痛みが強い場合は我慢せず「痛い」と伝える(速度を遅くしてもらえる)

結果の見方

HSGの結果は、X線画像をもとに以下のように評価されます。

所見

意味

対応

両側卵管通過良好

造影剤が卵管・腹腔内に広がる(正常)

タイミング法・人工授精へ進む

片側卵管閉塞

一方の卵管で造影剤が止まる

もう一側の通過性を確認・人工授精可能な場合あり

両側卵管閉塞

両側で造影剤が通過しない

体外受精へのステップアップを検討

卵管水腫

卵管が液体で腫大している状態

体外受精前に卵管切除・結紮を検討

子宮内充填欠損

ポリープ・筋腫・癒着の可能性

子宮鏡検査で確認

HSG後の「通水効果」について

HSG検査後の数か月間、自然妊娠率が上昇するという「通水効果(Fallopian tube flushing)」が報告されています。2017年のランセット誌掲載のRCT(H2Oil study)では、油性造影剤使用群で有意な妊娠率改善が示されました。

ただし、この効果は特に軽度の卵管因子がある場合に顕著であり、すべての患者に同等の効果が期待できるわけではありません。HSGを単なる検査としてではなく、治療的側面も持つ検査として理解しておくとよいでしょう。

費用と保険適用

項目

保険適用時(3割負担)

自費の場合

HSG検査(造影剤・X線含む)

約3,000〜6,000円

1.5万〜3万円

初診料・事前検査(感染症等)

別途発生

別途発生

HSG検査は不妊治療の保険適用範囲内(2022年4月以降)に含まれるため、不妊治療中の方は保険適用で受けられることが多いです。

体験談:HSG検査を受けた感想

痛みについて

「ロキソニンを飲んでいったおかげか、生理痛より少し強い程度で済みました。検査後は帰り道に立ち寄れるほど歩けました」(30代女性・経産婦)

「造影剤を入れた瞬間に激痛で思わず声が出ました。卵管が少し細くなっていたためと後で教えてもらいました。翌日には痛みはなくなりました」(30代女性・未経産)

検査後について

「検査して3か月後に自然妊娠しました。通水効果があったのかもしれません。HSGは怖かったですが、思い切って受けてよかったです」(30代女性)

よくある質問

Q1. 卵管閉塞と診断されたら体外受精しかないですか?

閉塞部位によっては卵管形成術(卵管鏡下卵管形成術:FT)が適応になります。軽度の通過不全は再検査で改善していることもあります。まず担当医と詳しく相談してください。

Q2. HSGの造影剤は水溶性と油性どちらがいいですか?

前述のH2Oil studyでは油性造影剤で妊娠率が高かった報告があります。ただし油性造影剤は水溶性に比べてリスク(脂肪塞栓等)があるため、使用する造影剤は医師の判断に従ってください。

Q3. HSGは何年かに1度再検査するべきですか?

卵管因子の変化は子宮内膜症・骨盤内炎症性疾患・手術後などで起こりえます。妊活・不妊治療の状況に応じて、担当医が必要と判断した場合に再検査を提案されます。

Q4. ソノヒステログラフィ(SHG)とHSGの違いは?

SHGは超音波と生理食塩水を使い、X線被曝がありません。子宮形態の評価には優れますが、卵管通過性の評価はHSGほど確実ではありません。

まとめ:HSG検査は不妊治療の重要な通過点

HSG検査は痛みを伴う場合がありますが、卵管通過性と子宮形態を同時に評価でき、通水効果も期待できる重要な検査です。事前の鎮痛薬服用と担当医とのコミュニケーションで痛みを最小化する準備をしておきましょう。結果を踏まえて次の治療ステップを担当医と相談することで、効率的な不妊治療の計画が立てられます。

免責事項
本記事は医療情報の提供を目的としており、診断・治療の推奨ではありません。HSG検査の実施方法・費用・結果の解釈は医療機関によって異なります。必ず担当医師にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2