EggLink

不妊検査は何回通院する?|スケジュール例

2026/4/19

不妊検査は何回通院する?|スケジュール例

不妊検査は1回の通院では完了しません。女性の検査は生理周期に合わせて実施するため、一通りの検査が終わるまでに3〜5回の通院、期間は約1〜2ヶ月かかるのが一般的です。この記事では、通院回数・スケジュール・各回でできることを具体的に解説します。

この記事のポイント

  • 基本的な不妊検査は3〜5回の通院・約1〜2ヶ月で完了する
  • 生理周期の各フェーズに合わせた検査があるため、周期をまたぐ
  • 男性(精液検査)は1回の来院で完了する

不妊検査の通院回数と期間の目安

女性の不妊検査は、生理の各段階に応じた検査があるため最低2〜3回の通院が必要で、子宮卵管造影検査(HSG)まで含めると4〜5回になります。男性は精液検査1回で基本的な評価ができます。

通院回数のサマリ

検査の種類

通院回数

所要時間(1回)

女性の基本検査(採血・超音波・問診)

3〜5回

1〜2時間

男性の精液検査

1回

30〜60分

夫婦合算

4〜6回(合計)

通院スケジュール:周期別の詳細

女性の検査は生理周期(約28〜32日)に合わせて実施します。以下が典型的なスケジュール例です。

1周期目のスケジュール

生理周期の時期

受診回数

検査内容

生理3〜5日目(第1回)

1回目

・初診・問診
・ホルモン検査(FSH・LH・E2・AMH・PRL)
・経腟超音波(卵巣・卵胞確認)
・感染症検査(クラミジア・HIV等)

生理終了後〜排卵前(周期8〜12日頃)(第2回)

2回目

・子宮卵管造影検査(HSG)
・頸管粘液検査

排卵前後(周期12〜16日頃)(第3回)

3回目

・超音波で卵胞サイズ確認・排卵確認
・ヒューナーテスト(性交後試験)

高温期(排卵後7〜10日頃)(第4回)

4回目

・黄体機能検査(プロゲステロン値)

次の生理開始後(第5回)

5回目(必要に応じて)

・全検査結果の総合説明
・今後の治療方針の話し合い

男性のスケジュール(参考)

男性の精液検査は、生理3〜5日目に女性と同日来院するのが最も効率的です:

  1. 検査の3〜5日前から禁欲する
  2. 自宅で採精し、2時間以内に持参する(または院内採精室使用)
  3. 結果は当日〜翌日に判明する

通院回数を減らすコツ

できるだけ効率的に検査を進めるためのポイントを紹介します。

効率化のための3つのポイント

  1. 生理3〜5日目の初診を逃さない:ホルモン検査・AMH・超音波を一度に実施できる最重要タイミング。このタイミングを逃すと1周期(約1ヶ月)遅れる
  2. 男性は初診と同日に受診する:精液検査を別日にすると1回分の通院が増える
  3. HSGの予約を早めに入れる:人気のクリニックでは予約が取れないことがあるため、初診時に早めに予約を入れる

まとめて受診できる検査の組み合わせ

受診回

実施可能な検査(同日まとめて)

第1回(生理3〜5日目)

ホルモン全般・AMH・超音波・感染症・精液検査(夫)

第2回(排卵前)

HSG・頸管粘液・超音波

第3回(排卵後)

ヒューナーテスト・超音波・黄体検査(一部)

各通院の所要時間と準備

通院1回あたりの所要時間は1〜2時間が目安です。混雑状況やクリニックの規模によって変わります。

各回の所要時間目安

受診内容

所要時間の目安

初診(問診・採血・超音波)

1〜2時間

子宮卵管造影検査(HSG)

1〜1.5時間(処置30分+前後)

経過観察・超音波のみ

30〜60分

採血のみ(黄体機能検査等)

15〜30分

最終結果説明

30〜60分

仕事しながら通院するためのコツ

  • 早朝・土曜日対応のクリニックを選ぶ:平日午前や土曜日に対応しているクリニックが増えている
  • オンライン診療を活用する:検査前後の相談・処方はオンラインで済ませられる場合がある
  • 採血のみの日は短時間受診:採血だけなら朝一番で15〜30分で完了できる
  • HSGは週末を確保:HSG後は軽い痛みや出血があることがあるため、休める日に入れると安心

検査が完了するまでの総費用目安

一通りの検査が完了するまでの費用(保険適用3割負担)の目安は以下の通りです。

通院費用の総額目安

受診回

費用目安(女性・保険3割)

第1回(初診+ホルモン等)

3,000〜8,000円

第2回(HSG)

3,000〜8,000円

第3回(排卵確認・ヒューナー)

1,000〜3,000円

第4回(黄体機能)

500〜2,000円

第5回(結果説明)

500〜1,000円

女性の合計目安

8,000〜22,000円

男性(精液検査)

1,500〜3,000円

夫婦合計目安

10,000〜25,000円

よくある質問

Q: 初診で何周期もかかると言われました。なぜですか?

生理周期の特定の時期にしか実施できない検査があるためです(ホルモン検査は生理早期、HSGは排卵前、黄体機能検査は排卵後など)。一周期内に全てをこなすことは難しく、最低でも1〜2周期かかります。

Q: 仕事が忙しくてなかなか通院できません。最低限の通院回数は?

最低限の通院は以下の3回で基本的な原因が分かることが多いです:①生理3〜5日目(ホルモン検査・AMH・超音波)②HSG(卵管の確認)③精液検査(夫)。この3回で大きな問題がなければ、あとはタイミング法から試すことも可能です。

Q: HSGは痛いと聞きました。どのくらいかかりますか?

HSG(子宮卵管造影)は子宮口からカテーテルを挿入して造影剤を注入する処置です。個人差はありますが、生理痛に似た痛みを感じることがあります。処置自体は5〜10分程度、前後の準備・回復を含めて1時間程度で完了します。検査後の鎮痛薬を処方してもらえるクリニックもあります。

Q: 通院中に妊娠した場合、検査を中断できますか?

はい、検査中に自然妊娠した場合はそちらを優先します。妊娠反応が陽性になった時点で担当医に報告し、検査を中断して妊婦健診に移行します。

Q: 引越しや転院した場合、検査を最初からやり直しになりますか?

転院の際に前のクリニックの検査結果(血液検査・HSG結果等)を持参することで、重複する検査を省けます。紹介状があるとスムーズです。

まとめ

不妊検査は生理周期に合わせて進めるため、基本的な一通りの検査には3〜5回の通院・約1〜2ヶ月かかります。男性の精液検査は1回で完了するため、初診に合わせて同日受診することが効率化のポイントです。生理3〜5日目の初診を逃さないことが、スムーズなスケジュール進行の第一歩になります。

次のステップへ

通院スケジュールが把握できたら、クリニック選びを始めましょう。当サイトでは早朝・土曜日対応・女医在籍など条件別にクリニックを検索できます。

【免責事項】本記事は医療情報の提供を目的とした一般的な情報です。通院回数・所要時間・費用はクリニック・検査内容により異なります。個別の医療判断については担当医にご相談ください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

産婦人科・婦人科に関する正確で信頼性の高い情報をお届けします。医療監修のもと、女性の健康に役立つコンテンツを制作しています。

公開:2026/4/19更新:2026/5/2