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夫婦同時に不妊検査を受ける方法とメリット

2026/4/19

夫婦同時に不妊検査を受ける方法とメリット

不妊の原因は男女ほぼ同じ割合で存在します。夫婦が同時に不妊検査を受けることで、原因の特定が2倍速くなり、無駄な治療を避けられます。この記事では、夫婦同時受診の方法・メリット・それぞれの検査内容・費用まで、具体的な手順を解説します。

この記事のポイント

  • 不妊原因の約50%は男性側にあるため、夫婦同時受診が最も効率的
  • 同日に夫婦で別々の科(婦人科・泌尿器科)を受診できるクリニックが増えている
  • 夫婦同時受診で原因究明の期間を約1〜2ヶ月短縮できる

夫婦同時受診が効率的な理由

不妊の原因は、女性側のみ約40%、男性側のみ約30%、両方に原因あり約20%、原因不明約10%(日本産科婦人科学会データより)とされています。つまり、女性だけが検査を受けても約半数のケースで原因を見逃す可能性があります。

片方だけ受診した場合のデメリット

  • 女性だけが検査を受けて「異常なし」でも、男性側に原因があれば治療が遅れる
  • 女性が複数回通院した後に男性検査を始めると、原因特定まで3〜6ヶ月余分にかかる
  • 精神的・経済的な負担が女性に集中してしまう

夫婦同時受診のメリット

  • 原因特定が早い:男女両方のデータが揃うと、治療方針の決定が速い
  • 不要な検査を省ける:女性側に問題がなければ女性への侵襲的な検査を省略できる
  • 夫婦の心理的負担を分かち合える:一緒に取り組むことでメンタル面の孤独感が減る
  • 費用の節約:遠回りな受診を省くことで総費用が抑えられる

夫婦同時受診の手順(ステップ別)

夫婦同時に受診するための具体的な手順を説明します。同日に夫婦で受診できるクリニックの選び方がポイントです。

STEP 1:対応クリニックを探す

以下のいずれかの方法で受診します:

  • 不妊治療専門クリニック(ART施設):婦人科と泌尿器科(または男性不妊外来)を同日受診できる施設が多い
  • 産婦人科+泌尿器科が同一建物内にある病院:大学病院・総合病院が代表的
  • 男性は別の泌尿器科で受診:精液検査だけならかかりつけ泌尿器科でも可能。結果を婦人科に持参する

STEP 2:受診日を調整する

女性の検査には生理周期に合わせたタイミングが必要です:

時期

女性の検査

男性の検査

生理3〜5日目

ホルモン検査・AMH・超音波

精液検査(3〜5日禁欲後)

生理終了後〜排卵前

子宮卵管造影(HSG)

排卵前後

ヒューナーテスト・超音波

高温期

黄体機能検査

男性の精液検査は生理3〜5日目に合わせて同日来院するのが最もスムーズです。

STEP 3:当日の受診の流れ

  1. 受付:夫婦それぞれが受付を済ませる(別々の診察券が発行されることが多い)
  2. 問診票の記入:既往歴・妊活期間・性交の頻度などを記入
  3. 女性:採血(ホルモン・感染症検査)→ 経腟超音波検査 → 医師の診察
  4. 男性:クリニック内の採精室または自宅で採精し容器を持参 → 精液検査
  5. 結果説明:同日または後日、夫婦同席で説明を受ける

女性側の検査内容と詳細

女性側の基本検査は以下の通りです。一度の周期で実施できる検査と、複数周期にわたる検査があります。

主な女性側の検査

検査名

内容

費用(保険3割)

ホルモン検査

FSH・LH・E2・AMH・PRL等

1,500〜3,000円

経腟超音波

子宮・卵巣の形態・卵胞数

700〜1,500円

子宮卵管造影(HSG)

卵管の通過性確認

3,000〜8,000円

感染症検査

クラミジア・B型肝炎・HIV等

1,000〜3,000円

黄体機能検査

高温期のプロゲステロン値

500〜1,000円

男性側の検査内容と詳細

男性の検査で最も重要なのは精液検査です。来院時間は15〜30分程度で済み、身体的な負担はほとんどありません。

精液検査の流れと基準値

  1. 検査の3〜5日前から禁欲する(精子の濃度・質の確保のため)
  2. 自宅で採精する(または院内の採精室を使用)
  3. 容器を持参し2時間以内に提出する
  4. 結果は当日または翌日に判明する

検査項目

WHO基準(2021年版)

精液量

1.4 mL以上

総精子数

3,900万個以上

精子濃度

1,600万個/mL以上

運動率

42%以上

正常形態率

4%以上(Kruger基準)

精液検査以外の男性側の検査

  • ホルモン検査(FSH・テストステロン):精子数が極端に少ない場合
  • 泌尿器科的診察:精索静脈瘤・尿路感染症の確認
  • 染色体検査:無精子症・重症乏精子症の場合

夫婦同時受診の費用目安

夫婦2人で一通りの検査を受けた場合の費用目安(保険適用3割負担):

夫婦の初回検査費用の合計目安

項目

妻(女性)

夫(男性)

初診料

約800〜1,000円

約800〜1,000円

ホルモン検査

約1,500〜3,000円

約1,000〜2,000円

超音波検査

約700〜1,500円

精液検査

約1,500〜2,000円

感染症検査

約1,000〜3,000円

約1,000〜3,000円

初回合計目安

約5,000〜8,000円

約4,000〜8,000円

夫婦2人合わせて初回は10,000〜20,000円程度(保険適用)が目安です。

よくある質問

Q: 夫が恥ずかしがっていて受診を嫌がります。どうすればいいですか?

精液検査は採精室または自宅で採精して持参するだけで、問診や採血もほとんどありません。「短時間で終わる」「身体的な負担がない」という点を伝えると受け入れやすくなります。また「2人の問題として一緒に向き合いたい」という姿勢で相談することが大切です。

Q: 夫婦で同じクリニックに受診する必要がありますか?

理想的には同じクリニックで受診すると、夫婦同席での結果説明・治療方針の共有がスムーズです。ただし、男性が泌尿器科に行き検査結果を婦人科に持参するという方法でも問題ありません。

Q: 検査結果が出た後、夫婦で結果を一緒に聞けますか?

多くのクリニックで夫婦同席での結果説明に対応しています。夫婦で一緒に聞くことで、治療方針の理解・決定がしやすくなります。予約時に「夫婦同席での説明を希望」とお伝えください。

Q: 男性側の検査は産婦人科で受けられますか?

一部の不妊専門クリニックでは、男性の精液検査を院内で対応しています。ただし、男性不妊の詳細な評価(精索静脈瘤の診察・ホルモン検査・染色体検査)は泌尿器科の専門医を受診する必要があります。

Q: 検査は一度でもれなくできますか?

女性の検査は生理周期に合わせて複数回に分けて実施するため、1〜2ヶ月かかるのが一般的です。男性の精液検査は1回の来院で完了します。まず初回に可能な検査から始め、その後順次追加する流れになります。

まとめ

不妊治療において夫婦同時受診は、原因を早期に特定し無駄な時間とコストを省く最も効率的な方法です。男性の精液検査は短時間・低負担で受けられるため、まず精液検査を女性の初診に合わせて同日に受けることからスタートするのがおすすめです。不妊は2人の問題。一緒に向き合うことが、最短での解決につながります。

次のステップへ

夫婦同時受診に対応したクリニックを探している方は、当サイトのクリニック検索をご活用ください。男性不妊外来あり・夫婦同日受診対応などの条件で絞り込めます。

【免責事項】本記事は医療情報の提供を目的としており、特定のクリニックや治療法を推奨するものではありません。費用・検査内容はクリニックにより異なります。個別の医療判断については、担当医にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2