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ヤーズフレックスの特徴|連続服用で生理回数を減らす

2026/4/19

ヤーズフレックスの特徴|連続服用で生理回数を減らす

ヤーズフレックスとは

ヤーズフレックス配合錠は、最大120日間の連続服用が可能な超低用量ピル(LEP)で、生理(消退出血)の回数を年3〜4回に減らすことができる新しいタイプの治療薬です。

2017年に日本で月経困難症と子宮内膜症の治療薬として承認されました。従来の28日周期ピルとは異なり、連続服用により生理の回数そのものを減らすフレキシブルな服用法が特徴です。

ヤーズフレックスの特徴と成分

ドロスピレノン3mg+エチニルエストラジオール0.020mgの超低用量配合で、抗ミネラルコルチコイド作用を持つドロスピレノンにより、むくみや体重増加が出にくいのが特徴です。

項目

ヤーズフレックス

従来のヤーズ

成分

ドロスピレノン3mg + EE 0.020mg

同じ

服用法

最大120日連続→4日休薬

24日実薬+4日偽薬

年間の生理回数

約3〜4回

13回

適応症

月経困難症、子宮内膜症

月経困難症

保険適用

あり

あり

連続服用のルール

ヤーズフレックスは24日以上連続服用し、3日連続の出血(点状出血を除く)が見られたら4日間の休薬、最大120日連続服用したら必ず4日間の休薬を入れるルールです。

  1. 月経初日から服用開始
  2. 毎日同じ時間に1錠を服用
  3. 24日目までは出血があっても服用継続
  4. 25日目以降に3日連続の出血→4日間休薬
  5. 休薬4日で消退出血(生理)→再び連続服用開始
  6. 出血がなければ最大120日まで連続→4日休薬

服用スケジュールの管理

専用アプリや手帳で「服用日数」「出血の有無」を記録しておくと、休薬のタイミングを把握しやすくなります。

生理回数が減るメリット

月経回数の減少は、月経痛・PMS(月経前症候群)の頻度低下、経血量の減少による貧血改善、QOL(生活の質)の大幅な向上をもたらします。

  • 月経痛の軽減:生理が年3〜4回なら、痛みを感じる日も年3〜4回
  • PMS・PMDDの軽減:ホルモン変動が少なくなり、気分の波が安定
  • 貧血の改善:経血量の大幅減少
  • 仕事・学業への影響減少:生理による欠勤・欠席リスクの低下
  • 内膜症の進行抑制:月経回数の減少が内膜症の増悪を防ぐ

副作用と注意点

ヤーズフレックスの主な副作用は不正出血(連続服用初期に多い)、頭痛、悪心であり、血栓症は最も重大なリスクとして定期的なモニタリングが必要です。

副作用

頻度

対処法

不正出血・点状出血

30〜40%(初期)

継続で改善、24日以前は服用続行

頭痛

10〜15%

鎮痛薬で対応

悪心(吐き気)

5〜10%

就寝前に服用

乳房の張り

5%前後

通常1〜2か月で軽快

血栓症

1万人に3〜9人/年

ふくらはぎの痛み・胸痛→即受診

血栓症の注意

  • 35歳以上の喫煙者は禁忌
  • BMI 30以上、片頭痛(前兆あり)、血栓家族歴は慎重投与
  • 長時間のフライト前は水分補給と脚の運動を心がける

ヤーズフレックスが向いている方

月経困難症や子宮内膜症で生理のたびにつらい症状がある方、PMS/PMDDが重い方、生理による生活への影響を最小限にしたい方に適しています。

  • 月経痛が強く、毎月鎮痛薬が必要な方
  • 子宮内膜症の診断を受けている方
  • PMSやPMDDで月経前後の気分変動がつらい方
  • 貧血(月経過多)に悩んでいる方
  • むくみが気になる方(ドロスピレノンの利尿作用がプラスに)
  • 生理の回数自体を減らしたい方

他のピルとの比較

ヤーズフレックスは「連続服用+超低用量+抗ミネラルコルチコイド作用」の3つで他のピルと差別化されています。

製品

EE含有量

連続服用

年間生理回数

むくみの出やすさ

ヤーズフレックス

0.020mg

最大120日

3〜4回

少ない

ヤーズ

0.020mg

24日+4日

13回

少ない

ジェミーナ

0.020mg

最大77日

約4〜5回

普通

フリウェル

0.035mg

21日+7日

13回

普通

よくある質問(FAQ)

Q. 生理の回数を減らして身体に悪影響はありませんか?

医学的に問題ありません。子宮内膜は薬の作用で薄く保たれるため、出血がなくても子宮に血液が溜まることはありません。

Q. ヤーズフレックスを中止したらすぐに妊娠できますか?

中止後1〜3か月で排卵が回復する方がほとんどです。長期服用が将来の妊娠能力に影響するエビデンスはありません。

Q. 飲み忘れたらどうすればいいですか?

1錠の飲み忘れは気づいた時点で服用し、翌日は通常通り服用してください。2日以上の飲み忘れは出血が起こりやすくなるため、医師に相談してください。

Q. 避妊効果もありますか?

避妊効果は期待できますが、日本での適応は月経困難症・子宮内膜症であり、避妊目的での処方は自費になる場合があります。

Q. 費用はいくらですか?

保険適用(3割負担)で1シート約2,000〜2,500円です。年間のシート数は連続服用の状況により変わります。

まとめ

ヤーズフレックスは、最大120日の連続服用で生理回数を年3〜4回に減らせる画期的な治療薬です。月経困難症・子宮内膜症に保険適用があり、むくみが出にくいドロスピレノン配合も魅力です。生理による毎月のつらさを根本的に軽減したい方は、婦人科で相談してみてください。

ヤーズフレックスの処方やピルの選択についてご相談がありましたら、当院の婦人科外来にお越しください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/4