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子宮筋腫核出術とは?術式の選び方・術後の妊娠と再発の確認

2026/4/19

更新:2026/10/26

子宮筋腫核出術は、子宮を残して筋腫を取り除く手術です。出血や圧迫などの症状を軽減する目的と、妊娠を希望する場合の治療を分けて考えます。筋腫があれば全員が手術を受けるわけではなく、子宮を残せても妊娠や再発しないことを保証するものではありません。

手術の相談で確認すること

確認したいこと相談する内容
手術をする目的出血・貧血・痛み・圧迫症状と、妊娠希望への影響を分けて確認する
筋腫の状態位置、大きさ、数、子宮内腔の変形、増大の経過を画像で説明してもらう
術式とリスク選べる方法、出血・癒着・臓器損傷などのリスク、変更が必要な場合を確認する
妊娠の計画手術と不妊治療の順序、術後の避妊期間、妊娠後の診療と分娩方法を確認する

症状と妊娠希望を踏まえて、手術の要否を考えます

子宮筋腫では、過多月経や貧血、痛み、周囲の臓器を圧迫する症状などが問題になる場合があります。一方、症状がなく経過観察が適切な場合もあります。超音波などで筋腫の状態を調べ、必要に応じてMRIなどを組み合わせます。日本婦人科腫瘍学会:子宮筋腫の症状・診断・治療

妊娠を希望している場合も、筋腫の直径だけで手術を決めません。子宮内腔を変形させているか、ほかの不妊要因があるか、年齢や治療歴、治療にかかる時間を合わせて、手術と不妊治療の順序を相談します。

妊娠への効果は、筋腫の状態と結果の指標で異なります

ASRMの2017年指針は、無症状の人の妊娠成績を目的とした手術について、子宮内腔を変形させる筋腫と、変形させない筋腫を分けています。内腔に関わる筋腫では手術を検討する一方、変形がない筋腫を全員で切除して妊娠成績を改善できるとはしていません。ASRM:無症状の筋腫と妊娠成績を目的とする手術

臨床妊娠率の改善を示す結果と、流産の減少や出生率の改善は同じ意味ではありません。症状、術式、年齢、不妊の背景が違う研究の数字を、本人の術後の妊娠確率にはできません。「手術すれば全員で妊娠率50〜60%」という共通の目安は示していません。

開腹・腹腔鏡・子宮鏡は、対象と方法が異なります

方法主な違いと確認点
開腹による核出術腹部を切開して筋腫を取り除く。筋腫の位置・数や手術歴などを踏まえて選ぶ
腹腔鏡による核出術腹部の小さな切開から器具を入れて行う。大きさだけで適応を決めず、施設の対応範囲も確認する
子宮鏡による摘出術腟から子宮内へ器具を入れ、内腔へ突出する筋腫などを対象にする。突出度や筋層との関係が重要

すべての粘膜下筋腫が同じ方法で取り切れるとは限りません。複数回に分ける場合や、別の術式を選ぶ場合もあります。「5cm以下なら子宮鏡」「10cm以下なら腹腔鏡」といったサイズだけの区分ではなく、担当医から適応の理由を聞いてください。

入院日数、傷の大きさ、回復までの期間も、術式だけで全員同じにはなりません。施設の案内は本人の予定を立てる材料であり、別の施設の記事の表で仕事や運動の再開日を決めないでください。

術前の薬と貧血の治療

手術前に貧血を治療したり、必要に応じて筋腫を縮小させる薬を使用したりする場合があります。薬で症状を抑えることと、筋腫を摘出することは別です。薬の選択、期間、副作用、妊娠を避ける必要がある期間を確認しましょう。

低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬などは、月経に伴う症状への治療として使われる場合がありますが、筋腫そのものを必ず小さくする薬ではありません。術後の再発を予防するために全員がピルやGnRH製剤を使う、という説明にはできません。日本婦人科腫瘍学会:薬物療法と手術療法の違い

術後の生活と、早く連絡すべき症状

退院時に、傷の管理、処方薬、出血の見方、仕事・運動・性交の再開、次の受診日と夜間の連絡先を確認してください。活動は術後の状態に応じて段階的に戻します。回復が予定より遅い場合も、無理に記事の日数に合わせず、手術した施設へ相談しましょう。

出血が増える、強い・悪化する腹痛、発熱、悪臭のある分泌物、尿が出ないなどは、早く医療機関へ連絡します。片脚の腫れや痛み、急な息苦しさ・胸痛、失神などがあれば、直ちに受診・救急の助けを求めてください。

症状を「術後だから普通」と自己判断して待ちません。Ashford and St Peter's:開腹筋腫核出術後の回復と注意症状

妊娠を試す時期と、妊娠後の分娩計画

術後の妊娠を試す時期は、筋腫を取った場所、子宮筋層の切開・縫合、回復などに応じて手術医と確認します。全員に共通の「6か月〜1年」で判断せず、避妊方法と再診の予定も聞いてください。不妊治療を受けている場合は、手術施設と治療先で情報を共有します。

妊娠したら、核出術を受けたことを早い段階で産科へ伝えます。手術記録によっては帝王切開が必要な場合があり、術式の名前だけで経腟分娩が安全かを決めることはできません。子宮の傷に関わるリスクと、妊娠中の診療・分娩場所を相談しましょう。

再発と費用の確認

子宮を残す手術のため、筋腫が再び見つかる場合があります。筋腫が見つかることと、症状が出ること、再手術が必要なことは同じではありません。診察の間隔と、出血や痛みが変化した場合の受診を個別に確認してください。

費用は術式、入院、合併症、保険の条件や個室などで異なります。見積もりの対象項目と、利用できる公的制度を受診先へ確認しましょう。一律の手術料金や、高額療養費適用後の自己負担額を保証していません。

出典と確認日

2026年10月26日に日本婦人科腫瘍学会、ASRMの2017年指針、Ashford and St Peter'sの採用箇所を確認しました。症状への効果、妊娠、出生、再発・再手術を分けています。医師による本記事の個別監修はありません。

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EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/26