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低用量ピルのオンライン処方|種類・値段・始め方を医師監修で解説

2026/5/14

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【この記事のポイント】

  • 低用量ピルは避妊・月経痛軽減・PMS改善等の目的で使われる継続服用薬。オンライン処方なら月1,800〜3,500円程度
  • 一相性・三相性・第何世代かで特性が異なり、自分の症状に合うものを医師と選ぶ
  • 初回は対面検査(血圧・血液)併用が推奨。継続後の処方更新はオンラインが効率的

低用量ピルは避妊・月経関連症状改善に有効な医薬品ですが、種類が多く選択に迷いやすい薬でもあります。本記事ではオンライン処方の流れ・ピルの種類選び・継続のコツを整理します。


低用量ピル(OC/LEP)とは

低用量ピルは女性ホルモン(エストロゲン・プロゲスチン)を低用量配合した経口避妊薬で、以下の効果があります。

主な効果

  • 避妊(正しく服用で99%以上の避妊率)
  • 月経痛の軽減
  • 月経量の減少
  • PMSの改善
  • ニキビ・肌荒れの改善
  • 子宮内膜症の進行抑制

OCとLEPの違い

名称

適応

保険適用

OC(経口避妊薬)

避妊目的

自費

LEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)

月経困難症・子宮内膜症の治療

保険

中身は類似していますが、目的により保険適用範囲が異なります。


低用量ピルの種類

配合パターン別

タイプ

特徴

一相性

21日間同じ配合量

ヤーズ、ラベルフィーユ

二相性

2段階で配合変化

(日本では少ない)

三相性

3段階で配合変化、より自然なホルモン変動

アンジュ、トリキュラー

世代別

世代

プロゲスチン

特徴

第1世代

ノルエチステロン

月経量減少効果

第2世代

レボノルゲストレル

血栓症リスク低、安価

第3世代

デソゲストレル

副作用軽減

第4世代

ドロスピレノン

むくみ軽減、PMS改善

第4世代(ヤーズ・ヤーズフレックス等)はPMS改善効果が報告されており、月経困難症治療で多く使われます。


オンライン処方の流れ

Step 1: 問診票記入(既往歴・喫煙・血栓症既往等)
  ↓
Step 2: 医師によるオンライン診察
  ↓
Step 3: ピル選択・処方確定
  ↓
Step 4: 配送(最短当日〜翌日)
  ↓
Step 5: 服用開始(月経1日目開始が一般的)
  ↓
Step 6: 数ヶ月後にフォロー診察、必要に応じ変更

オンライン処方の費用目安

月額費用

  • スマルナ: 2,980〜3,490円/月(種類による)
  • メデリピル: 初月無料、2ヶ月目以降1,853〜3,490円
  • マイピル: 2,400〜3,490円/月

年間費用試算

シナリオ

年間費用目安

安価なピル定期便

22,000〜30,000円

中位プラン

35,000〜45,000円

高機能ピル+診察料

45,000〜60,000円

対面処方では別途診察料が発生するため、定期便のオンライン処方は総額で安くなることが多いです。


服用開始までのチェックリスト

禁忌に該当しないか

  • 35歳以上で1日15本以上の喫煙
  • 血栓症の既往
  • 重度の高血圧
  • 偏頭痛(神経症状を伴う)
  • 乳がん・子宮体がんの既往
  • 妊娠中・授乳中
  • 重度の肝疾患

該当する場合はオンライン処方を受けられないか、対面の精密検査が必要です。

推奨される事前検査

  • 血圧測定
  • 採血(肝機能・血糖・コレステロール)
  • 婦人科検診(年1回)

オンライン処方単独でも開始可能ですが、上記検査を年1回受けると安全性が高まります。


服用方法

開始タイミング

  • Day 1スタート: 月経1日目から服用開始(推奨)
  • サンデースタート: 月経開始後の最初の日曜日から開始(米国式)

飲み方

  • 1日1錠、毎日ほぼ同じ時間に服用
  • 21錠タイプは21日服用→7日休薬を繰り返す
  • 28錠タイプは休薬期間に偽薬を服用(飲み忘れ防止)

飲み忘れ時

  • 12時間以内: 思い出した時点で服用、次回は通常通り
  • 12時間以上: 服用+避妊効果低下のため7日間追加避妊
  • 2日以上飲み忘れ: パッケージ説明書または医師指示に従う

服用中の注意点

起こりやすい副作用

  • 不正出血(最初の3ヶ月)
  • 吐き気・乳房の張り
  • 軽い体重増加
  • 気分の変化

これらは数ヶ月で改善することが多いです。

受診すべき緊急症状

  • 激しい頭痛
  • 胸痛・息切れ
  • 下肢の腫れ・痛み
  • 視力異常
  • 強い腹痛

これらは血栓症の前兆の可能性。即時受診を。


オンライン処方の限界と対面併用

オンラインで十分なケース

  • 健康な20〜30代
  • 喫煙歴なし・既往歴なし
  • 過去にピル使用歴があり、継続処方が目的

対面が望ましいケース

  • 初めてピルを使用する
  • 30代後半以降で禁忌リスク評価が必要
  • 副作用が出ている
  • 月経困難症・子宮内膜症の精密検査が必要

オンラインを基本としつつ、年1回の対面検査を組み合わせるのが現実的です。


FAQ

Q1. 初めてのピル開始でもオンライン処方は可能?

A. 多くのサービスで可能ですが、血圧測定・血液検査ができないため、年1回程度の対面検査を併用すると安全です。

Q2. 保険は使える?

A. 月経困難症・子宮内膜症の治療目的の場合、対面処方でLEPとして保険適用されることがあります。オンライン処方は多くが自費です。

Q3. ピルで太る?

A. 旧世代ピルでは体重増加が報告されていましたが、現行の低用量ピルでは大幅な体重増加は通常ありません。むくみが出ることがあります。

Q4. 妊娠を希望したらいつ中止?

A. 服用中止後すぐに排卵が戻ることが多く、数ヶ月以内に妊娠可能になります。妊娠希望時期の1〜3ヶ月前から中止を計画すると良いでしょう。

Q5. ピルを長期服用しても大丈夫?

A. 健康で禁忌に該当しなければ、長期服用は安全とされています。定期検査で血圧・血栓症リスクを評価しながら継続します。


まとめ

低用量ピルのオンライン処方は、定期便を活用すれば対面より安価で利便性も高い選択肢です。ただし初回や年1回は対面検査を組み合わせ、副作用に注意しながら継続することで、効果と安全性を両立できます。


次のステップ

免責事項: 個別治療は医師にご相談ください。 監修: PLACEHOLDER(産婦人科専門医) 最終更新日: 2026-05-15 参考文献: 日本産科婦人科学会「OC・LEPガイドライン」

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/14