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更年期指数(SMI)セルフチェック|10項目の配点と計算方法

2026/4/19

更新:2026/10/24

SMI(簡略更年期指数)は、更年期にみられる10項目の症状の程度を点数で記録する尺度です。各項目を一律0〜3点で足す方式ではなく、症状ごとの配点を合計し、最大100点になります。点数だけで更年期障害と診断したり、受診不要と決めたりするものではありません。

10項目の症状を、表の配点で合計する

次の表は、厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果(2022年7月26日)の参考資料に掲載されたSMIの配点です。元の尺度は小山らの1992年の資料を出典としています。新たな医学的診断基準として作った表ではありません。

  1. 各行で、症状の程度を「強・中・弱・無」から一つ選びます。
  2. 選んだ欄の点数を、その行の得点として記録します。
  3. 10行分の得点を合計します。「無」の項目も確認し、未回答を自動的に0点にしないでください。
症状選んだ程度の点数
1.顔がほてる強:10点/中:6点/弱:3点/無:0点
2.汗をかきやすい強:10点/中:6点/弱:3点/無:0点
3.腰や手足が冷えやすい強:14点/中:9点/弱:5点/無:0点
4.息切れ、動悸がする強:12点/中:8点/弱:4点/無:0点
5.寝つきが悪い、または眠りが浅い強:14点/中:9点/弱:5点/無:0点
6.怒りやすく、すぐイライラする強:12点/中:8点/弱:4点/無:0点
7.くよくよしたり、憂うつになることがある強:7点/中:5点/弱:3点/無:0点
8.頭痛、めまい、吐き気がよくある強:7点/中:5点/弱:3点/無:0点
9.疲れやすい強:7点/中:4点/弱:2点/無:0点
10.肩こり、腰痛、手足の痛みがある強:7点/中:5点/弱:3点/無:0点

複数の症状を含む項目は、どれか一つでも強く出ていれば「強」を選ぶという説明が原資料にあります。迷う場合は、どの症状がどの程度あるかを記録して診察で伝えてください。

計算例:ほてりが強い10点+疲れが弱い2点=12点

たとえば、顔のほてりを「強」、疲れやすさを「弱」、ほかの8項目を「無」とした場合、10+2=12点です。すべて「無」なら0点、すべて「強」なら100点です。同じ「弱」でも、顔のほてりは3点、疲れやすさは2点で、項目によって重みが違います。

記録には合計だけでなく、回答した日と各項目の点数も残しましょう。同じ合計でも、困っている症状の組み合わせが違うことがあります。

点数の区分と、受診を考えるときの注意

原資料には0〜25、26〜50、51〜65、66〜80、81〜100点の区分があり、生活の見直しや診察・検査・治療の相談について説明されています。ただし、厚生労働省の同資料も、スコアの高さ自体が更年期障害を示すものではないとしています。

  • 51点以上など高い点数の場合は、症状や生活への影響を整理して医療機関で相談する材料にします。
  • 低い点数でも、眠れない、気分の落ち込みが続く、仕事や生活に支障がある場合は相談できます。
  • 0点でも、月経の異常や、この10項目にない症状・病気がないと判断することはできません。

点数だけでHRTや漢方などの治療を選んだり、治療期間を決めたりはしません。セルフケアを何か月か続けなければ受診できない、という待機条件もありません。

診断は問診と必要な診察・検査を組み合わせる

日本女性心身医学会は、十分な問診で症状、月経、既往歴、治療中の病気、生活環境などを確認し、ほかの疾患を除外して診断すると説明しています。必要に応じて婦人科の診察や血液検査などを行います。

全員に同じホルモン検査が必須で、FSHやE2の数値だけで判定できるわけではありません。英国NICEも、年齢・症状・月経やホルモン治療の有無により検査の扱いを分けています。これは国内の個人診断を自分で行う基準ではなく、症状と状況を含めて医師が判断することを理解するための参考です。

急な強い症状を、更年期の点数にまとめない

動悸や息切れなどを、年齢だけから更年期の症状と決めないでください。突然の強い胸痛、強い息苦しさ、失神、片側の手足の動かしにくさや言葉の出にくさなどがある場合は、点数を計算するより救急の評価を優先し、必要なら119番へ連絡してください。

不正出血、月経の変化、強い疲れ、眠れない状態なども、点数にかかわらず医療機関へ相談します。自分を傷つけそうなほどつらい場合は一人で抱えず、身近な人や医療機関にすぐ助けを求め、差し迫った危険があるときは救急へ連絡してください。

相談に持っていくと役立つメモ

  • SMIを記録した日、各項目の回答と合計点。
  • 一番困っている症状、始まった時期、生活や仕事への影響。
  • 月経の周期・最終月経、不正出血の有無。
  • 治療中の病気、使っている薬・サプリ。
  • 睡眠、気分、仕事や家庭での負担について相談したいこと。

相談先は婦人科・更年期外来、またはかかりつけ医です。治療は症状や既往歴、本人の希望に応じて検討するため、点数を下げる目的で薬やサプリを自己追加しないでください。

確認した資料

2026年10月24日に関連箇所を確認。個人の診断や制度の認定を行う記事ではありません。実際の状況に応じて、本文で案内した相談先へ確認してください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/24