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更年期障害の検査・診断方法|何科を受診すべき?

2026/4/19

更年期障害の検査・診断方法|何科を受診すべき?

「もしかして更年期かも」と思ったら、まず何科でどんな検査をすべきか。更年期障害の診断は血液検査(ホルモン値)+問診が基本で、1回の受診でほぼ確認できる。この記事では検査の流れ・費用・結果の読み方・受診すべき科を解説する。

この記事のポイント

  • 更年期障害の診断に使われる検査項目と基準値
  • 何科を受診するかの判断基準
  • 初診の費用目安と保険適用の有無

更年期障害は何科を受診すべきか

更年期障害の窓口は産婦人科(婦人科)が第一選択。ただし主症状によって受診先が変わる場合がある。

主な症状

第一推奨科

補足

ほてり・発汗・月経不順

産婦人科・婦人科

更年期外来を設置している施設も増えている

気分の落ち込み・不安・不眠

産婦人科 → 必要なら心療内科・精神科

うつ病との鑑別が必要な場合あり

動悸・息切れ

産婦人科 + 内科(心疾患除外)

器質的疾患を除外してから更年期診断

関節痛・骨粗鬆症

産婦人科 + 整形外科

骨密度測定は整形外科・内科でも可

主な検査項目と意味

更年期障害の診断・評価に使われる検査は主に5種類。血液検査が中心で、侵襲的(痛い・怖い)な検査はほぼ不要。

1. ホルモン血液検査(最重要)

検査項目

意味

更年期の傾向

FSH(卵胞刺激ホルモン)

閉経の指標

高値(40 mIU/mL以上で閉経と診断)

LH(黄体形成ホルモン)

卵巣機能の指標

上昇

エストラジオール(E2)

主要女性ホルモン

低値(20 pg/mL未満)

プロゲステロン

排卵の有無

低下傾向

検査は月経周期のタイミングによって値が変動するため、主治医の指示通りに採血することが重要。

2. 甲状腺機能検査(TSH・FT4)

甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症はほてり・倦怠感・気分の変化など更年期障害と非常に似た症状を起こす。鑑別のため甲状腺検査はほぼ必ず行われる。

3. 更年期障害スコア(AMSスケール・SMIなど)

AMS(Aging Males' Symptoms)スケールは男性用、SMI(Simplified Menopausal Index)は女性用の問診票。症状の重症度を数値化し、治療効果の評価にも使う。

4. 経腟超音波検査

子宮・卵巣の状態確認。子宮体がん・卵巣腫瘍など他疾患の除外を兼ねる。痛みはほとんどない(内診台で実施、所要2〜3分)。

5. 骨密度測定(必要に応じて)

エストロゲン低下により骨粗鬆症リスクが高まるため、閉経後は骨密度検査(DXA法)が推奨される。整形外科・内科でも実施可能。

診断の基準と重症度分類

更年期障害の診断には「症状がある」+「ホルモン値が更年期の範囲にある」が必要で、他の疾患が除外されていることが前提。重症度はSMI(簡略更年期指数)で評価する。

SMIによる重症度(女性)

合計点

重症度

対応の目安

0〜25点

軽症

生活改善・経過観察

26〜50点

中等症

漢方薬・生活改善

51〜65点

やや重症

HRTを含む薬物療法を検討

66点以上

重症

HRT・精神科的治療を積極的に検討

検査・初診の費用目安

更年期障害は保険診療で対応可能。初診時の費用はおおよそ以下の通り。

  • 初診料:約2,000〜3,000円(3割負担)
  • 血液検査(ホルモン4項目+甲状腺):約3,000〜5,000円(3割)
  • 経腟超音波:約1,000〜1,500円(3割)
  • 合計初診目安:6,000〜10,000円程度

骨密度測定は別途1,000〜2,000円程度(3割)。自費診療クリニックでは上記より高額になる場合がある。

検査結果の読み方

血液検査結果を受け取ったら以下を確認する。数値の意味を自分で判断せず、必ず医師に説明を求めること。

  • FSH 40 mIU/mL以上:閉経の可能性が高い
  • E2 20 pg/mL未満:エストロゲン欠乏状態
  • TSH正常(0.4〜4.0 μIU/mL):甲状腺疾患を除外できる

受診から治療開始までの流れ

  1. 婦人科・産婦人科に予約(更年期外来があればそちらを)
  2. 問診票(SMIスケール)の記入
  3. 診察・内診・経腟超音波
  4. 採血(ホルモン・甲状腺・血液一般)
  5. 結果説明と治療方針の決定(同日または次回)

よくある質問(FAQ)

Q. 生理が不規則ですが受診できますか?

月経不順・不規則出血こそ更年期移行期の典型的なサインです。婦人科で検査を受けることで、更年期か他の疾患(子宮筋腫・ポリープなど)かを鑑別できます。早めの受診をお勧めします。

Q. 内診は必ず必要ですか?

更年期障害の診断だけなら必須ではありませんが、他疾患の除外(子宮がん・卵巣腫瘍など)のために行われることが多いです。不安な場合は受診前に「内診が必要か」を電話で確認するか、診察室で医師に伝えることをお勧めします。

Q. 40代前半でも更年期障害になりますか?

平均閉経年齢は51歳ですが、個人差があり40代前半から症状が始まる「更年期移行期」に入る方もいます。また40歳未満での閉経は「早発閉経(早発卵巣不全)」として別に扱われます。

Q. 血液検査の結果が正常でも更年期障害はありますか?

はい。ホルモン値が基準範囲内でも症状が強い場合があります。診断は数値だけでなく、症状・年齢・月経状況を総合して行われます。

Q. 更年期かどうか自分でわかる方法はありますか?

日本産婦人科医会が公開しているSMIスコアシートで自己評価できますが、確定診断は医療機関での検査が必要です。

まとめ

更年期障害の診断は「採血+問診票+超音波」で多くの場合に確認でき、初診1回で治療方針が決まることも多い。

  • ほてり・月経不順・気分変化が続くなら → まず産婦人科へ
  • 動悸・息切れがあれば → 内科でも心疾患を除外
  • 初診費用 → 保険適用で6,000〜10,000円程度

※本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断・治療方針は必ず担当医にご相談ください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2