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月経不順の原因と対処法|周期パターン別の判定と治療を医師監修で解説

2026/5/14

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【この記事のポイント】

  • 正常周期は25〜38日。これを外れたら月経不順の可能性
  • 原因はホルモン異常・ストレス・体重変動・PCOS・甲状腺・早発閉経等
  • 3ヶ月以上月経なし・周期が極端に短い/長い・経血量異常で要受診

「生理が来ない」「周期がバラバラ」——月経不順は多くの女性が経験しますが、放置すると不妊や子宮内膜の問題に繋がる場合があります。本記事では原因と対処を整理します。


正常な月経周期

  • 周期: 25〜38日
  • 期間: 3〜7日
  • 経血量: 20〜140ml

これを外れる状態が「月経不順」です。


月経不順の分類

周期で分類

パターン

周期

主な原因

頻発月経

24日以下

黄体機能不全、無排卵

希発月経

39〜90日

排卵障害、PCOS

続発性無月経

3ヶ月以上なし

ホルモン異常、早発閉経

原発性無月経

18歳まで初経なし

染色体・性器形成異常

期間で分類

パターン

期間

主な原因

過短月経

2日以下

ホルモン異常、子宮内膜薄い

過長月経

8日以上

子宮筋腫、内膜症、ホルモン

量で分類

パターン

経血量

主な原因

過少月経

20ml以下

ホルモン異常、子宮内膜薄い

過多月経

140ml以上

子宮筋腫、内膜症、血液疾患


原因マップ

ホルモン異常

  • 卵巣機能不全
  • 黄体機能不全
  • PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
  • 早発卵巣不全
  • 高プロラクチン血症

ストレス・生活習慣

  • 過度なダイエット
  • 過剰な運動
  • 強いストレス
  • 睡眠不足
  • 急激な体重変動

全身疾患

  • 甲状腺機能異常
  • 糖尿病
  • 慢性疾患

子宮・卵巣の疾患

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 卵巣腫瘍

薬剤

  • ピル中止後
  • 抗うつ薬
  • 副腎皮質ステロイド

年齢

  • 思春期(初経後数年)
  • 更年期前後

受診目安

即受診

  • 3ヶ月以上月経なし
  • 大量出血で貧血症状
  • 強い腹痛を伴う

早めに受診

  • 周期が常に24日以下または39日以上
  • 経血量の急激な変化
  • 不正出血
  • 妊娠の可能性

様子見でも可

  • 一時的な周期変動(ストレス・体調の影響)
  • 思春期の不安定な周期
  • 更年期前の周期変動

検査

婦人科診察

  • 問診(月経歴、ストレス、体重変動)
  • 内診・経腟超音波
  • 妊娠検査

血液検査

  • ホルモン値(FSH、LH、E2、プロラクチン)
  • 甲状腺ホルモン
  • AMH(卵巣予備能)
  • 男性ホルモン(PCOS疑い)

その他

  • 基礎体温記録(3ヶ月分)
  • 必要に応じMRI

治療選択

排卵性月経不順

  • 黄体ホルモン補充
  • 漢方薬
  • 生活改善

無排卵性月経不順

  • 排卵誘発薬(妊娠希望)
  • 低用量ピル(症状改善・将来の妊娠予防)

PCOSによる場合

  • ピル(症状改善)
  • メトホルミン(インスリン抵抗性)
  • 排卵誘発薬(妊娠希望)

甲状腺異常

  • 内科で甲状腺治療

ストレス・生活要因

  • 生活改善
  • カウンセリング

生活改善

食事

  • バランスの取れた食事
  • 鉄分(経血量多い場合)
  • 大豆製品(イソフラボン)

運動

  • 適度な有酸素運動
  • 過度な運動は逆効果

ストレス管理

  • 睡眠時間確保
  • マインドフルネス
  • 趣味の時間

体重管理

  • BMI標準(18.5〜25)
  • 急激な減量・増量を避ける

FAQ

Q1. 月経不順を放置するとどうなる?

A. 無排卵が続くと子宮内膜が過剰増殖し、将来の子宮体がんリスク上昇。妊娠希望時の不妊原因にも。

Q2. ピルで治療?

A. 多くの月経不順に有効。周期を規則化し、症状を軽減します。

Q3. 妊娠希望時はどうする?

A. 排卵誘発薬で排卵を促し、自然妊娠を目指す。難しい場合は体外受精へ。

Q4. 思春期の月経不順は正常?

A. 初経後2〜3年は不安定なことが多く、徐々に規則化します。3年以降も極端な不順なら受診。

Q5. 更年期と月経不順の見分け方は?

A. 45歳以降の月経不順は更年期の可能性大。ホルモン検査で判別。


まとめ

月経不順は原因により対処が大きく異なります。3ヶ月以上月経なし・極端な周期・大量出血があれば婦人科を受診し、ホルモン検査で原因を特定してください。早期対応で多くは改善します。


次のステップ

免責事項: 個別治療は医師にご相談ください。 最終更新日: 2026-05-15

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/14