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アフターピルの吐き気はいつから?副作用の対処法と受診目安

2026/5/4

アフターピルの吐き気はいつから?副作用の対処法と受診目安

アフターピルを服用した後に吐き気を感じて「これは正常なの?」と不安になっていませんか。アフターピル服用後の吐き気は約15〜25%の方に起こる一般的な副作用です。多くの場合、服用後1〜3時間で始まり、24時間以内に治まります。この記事では、吐き気の原因・タイムライン・対処法・嘔吐した場合の対応を詳しく解説します。

この記事のポイント

  • 吐き気は服用後1〜3時間で出始め、24時間以内に治まることが多い
  • 服用後2時間以内に嘔吐した場合は再服用が必要な可能性がある
  • 事前に吐き止め(制吐剤)を服用すると症状を軽減できる

吐き気が起こるタイムラインと持続時間

アフターピル(レボノルゲストレル・エラワン)服用後の吐き気には、おおよそのタイムラインがあります。個人差はありますが、以下を目安にしてください。

時間

症状

対応

服用後30分〜1時間

胃の違和感が始まることがある

安静にして様子を見る

服用後1〜3時間

吐き気のピーク(最も強い時間帯)

横になって安静に。嘔吐しないよう注意

服用後3〜6時間

徐々に軽減

水分を少しずつ摂取

服用後6〜24時間

ほとんどの方で治まる

通常の生活に戻れる

24時間以降

まれに残ることも

48時間以上続く場合は受診

吐き気が起こる医学的な理由

アフターピル服用後の吐き気は、薬に含まれる高用量のホルモンが消化管に作用することで起こります。低用量ピルと比べてホルモン量が多いため、消化器系への影響が強く出やすいのです。

レボノルゲストレルの場合

レボノルゲストレル1.5mgは、低用量ピル1錠分の約10〜15倍のホルモン量に相当します。この大量のプロゲスチンが胃腸の運動に影響し、吐き気を引き起こすとされています。発生率は約15〜25%です。

エラワンの場合

エラワン(ウリプリスタル酢酸エステル)でも吐き気は約12%の方に報告されていますが、レボノルゲストレルよりやや少ない傾向です。

嘔吐した場合の対応|2時間がボーダーライン

最も重要なポイントは「服用後2時間以内に嘔吐した場合、薬が十分に吸収されていない可能性がある」ことです。この場合、再服用が必要になることがあります。

対応フロー

  • 服用後2時間以内に嘔吐→ 処方元の医師に連絡し、再服用の指示を仰ぐ
  • 服用後2時間以降に嘔吐→ 薬はすでに吸収されているため、再服用の必要は通常なし

再服用の方法

医師の判断で再服用が指示された場合、同じ薬をもう1錠服用します。追加の処方が必要になるため、処方元の医療機関に連絡してください。再服用時には吐き止めの併用を推奨します。

吐き気を予防・軽減する方法

吐き気を完全に防ぐことは難しいですが、以下の方法で症状を軽減できます。

服用前の対策

  • 軽い食事を取ってから服用:空腹での服用は吐き気が出やすい
  • 市販の吐き止めを服用:アフターピル服用の30分〜1時間前にトラベルミンなどの市販吐き止めを飲む
  • 医師に制吐剤を処方してもらう:処方時に「吐き気が心配」と伝えれば制吐剤を一緒に出してくれることがある

服用後の対策

  • 横になって安静にする
  • 冷たい水を少しずつ飲む
  • 深呼吸でリラックス
  • きつい服を緩める
  • 強い匂いを避ける

吐き気以外の副作用と対処法

アフターピル服用後は吐き気以外にも副作用が出ることがあります。いずれも一時的なもので、数日以内に軽快するのが一般的です。

副作用

発生頻度

持続期間

対処法

頭痛

約15〜20%

1〜2日

市販の鎮痛剤で対応可

倦怠感・だるさ

約10〜15%

1〜2日

休息を取る

下腹部痛

約10%

1〜2日

鎮痛剤で対応

乳房の張り

約5%

数日

経過観察

不正出血

約15〜30%

数日〜3週間

少量なら経過観察

めまい

約5%

数時間

安静にする

こんな症状があれば医療機関を受診すべき

以下の症状が現れた場合は、通常の副作用の範囲を超えている可能性があります。医療機関を受診してください。

  • 48時間以上続く激しい吐き気・嘔吐
  • 激しい腹痛(子宮外妊娠の除外が必要)
  • 大量の出血(生理用品を1時間で交換するレベル)
  • 発疹・じんましん・呼吸困難(アレルギー反応の可能性)
  • 服用後3週間経っても生理が来ない

吐き気と避妊効果の関係

「吐き気がないと薬が効いていないのでは?」と心配する方もいますが、吐き気の有無と避妊効果に関連性はありません。吐き気が出なくても薬は正常に作用しています。

効果を確認する方法

アフターピルの避妊効果を確認するには、服用後3週間を目安に妊娠検査薬を使用してください。吐き気の有無ではなく、検査結果で判断しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 吐き気がひどくて何も食べられません。大丈夫ですか?

一時的な症状であれば問題ありません。水分を少しずつ取り、24時間程度様子を見てください。48時間以上続く場合は受診を推奨します。

Q. 吐いた後に下痢もあります。薬は効いていますか?

服用後2時間以上経過してからの下痢は、薬の吸収に影響しないとされています。ただし、激しい下痢が続く場合は医師に相談してください。

Q. 吐き止めは市販のもので大丈夫ですか?

トラベルミンなどの乗り物酔い止め薬は、アフターピルの吐き気予防に使用できます。アフターピル服用の30分〜1時間前に服用してください。

Q. 吐き気が出る人と出ない人の違いは?

乗り物酔いしやすい方や、ホルモンの変動に敏感な体質の方は吐き気が出やすい傾向があります。過去の服用経験も参考になります。

Q. 2回目のアフターピル服用では吐き気は軽くなりますか?

一概には言えません。前回吐き気がなくても今回出ることもあり、その逆もあります。予防的に吐き止めを使うのが安心です。

まとめ

アフターピル服用後の吐き気は1〜3時間後に始まり、24時間以内に治まるのが一般的です。約15〜25%の方に起こる正常な副作用で、吐き気の有無と避妊効果に関係はありません。服用後2時間以内の嘔吐は再服用が必要な場合があるため、処方元に連絡してください。事前の吐き止め服用で症状を軽減できます。

次のステップへ

副作用が心配な場合は、処方時に医師に「吐き止めも一緒に出してください」と伝えましょう。症状が48時間以上続く場合は受診してください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の症状については医療機関にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/5/4更新:2026/5/4