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男性不妊外来の初診|聞かれることと準備

2026/4/19

男性不妊外来の初診|聞かれることと準備

男性不妊外来の初診は「何を聞かれるか」「何を準備するか」がわからず、受診をためらう男性も少なくありません。この記事では、初診の具体的な流れ・聞かれること・必要な準備・費用まで、受診前に知っておくべき情報をすべて解説します。

この記事のポイント

  • 男性不妊外来の初診の流れ(問診→診察→精液検査の全ステップ)
  • 初診で必ず準備すべきもの・伝えるべきことのチェックリスト
  • 初診にかかる費用と保険適用の実態

男性不妊外来の初診の流れ:全体像

男性不妊外来の初診は、受付から終了まで通常1〜3時間かかります。精液検査を当日に行うかどうかでも時間が変わります。事前に半日程度の余裕を持って受診することをお勧めします。

初診の標準的なステップ

  1. 受付・問診票記入(30〜45分):保険証・問診票の提出、基本情報の記入
  2. 医師との問診(10〜20分):妊活経緯・既往歴・服用薬・生活習慣などの確認
  3. 身体診察(5〜15分):陰嚢・精巣の視診・触診、精索静脈瘤の評価
  4. 精液検査(採取15〜30分+分析30〜60分):当日実施が多い。結果を当日説明するクリニックと後日説明のクリニックあり
  5. 血液検査・超音波検査(必要に応じて):ホルモン値・精巣形態の評価
  6. 結果説明・治療方針の提案(10〜20分):精液検査結果に基づく今後の方針

受診前に準備すること:チェックリスト

初診前に準備しておくことで、問診がスムーズになり、より早く適切な診断が得られます。

持参するもの

  • 保険証(健康保険証):必須。マイナンバーカードでも可
  • お薬手帳(または服用薬リスト):現在服用中の全薬剤・サプリを把握するため
  • 精液検査結果(他院で受けたことがある場合):コピーまたは原本を持参
  • 女性パートナーの不妊検査結果(あれば):不妊治療全体の方針を考えるうえで有用
  • 質問メモ:聞きたいことを事前に書いておくと診察時に役立つ

事前にまとめておく情報

  • 妊活を始めてからの経過期間(○年○ヵ月)
  • 週あたりの性交頻度の目安
  • EDや射精障害の有無と程度
  • 重要な既往歴(停留精巣・精索静脈瘤・おたふく風邪・泌尿器科手術・STI等)
  • 現在の喫煙本数・飲酒量
  • 職業での特殊な暴露(高温・化学物質・放射線)

精液検査を当日受ける場合の準備

  • 禁欲期間(2〜3日):受診日の2〜3日前から射精を控える
  • 採取容器の準備:事前にクリニックに連絡し、自宅採取を希望する場合は専用容器を事前受け取り
  • 飲酒・過激な運動を控える:受診前日は飲酒・激しい運動を控える

初診の問診で聞かれること

問診では恥ずかしいと感じる内容を聞かれることもありますが、正確な診断のために重要な情報です。医師は専門家として客観的に情報収集しています。

問診でよく聞かれる質問

カテゴリ

具体的な質問

妊活の経緯

妊活期間、タイミング法の実施状況、以前の妊娠歴

性機能

勃起状態(朝立ちの有無)、膣内射精の可否、EDの程度

既往歴

停留精巣、精索静脈瘤、おたふく風邪、手術歴、STI

服用薬

現在の全服用薬(処方薬・市販薬・サプリ)

生活習慣

喫煙・飲酒・職業・BMI・運動量・睡眠

家族歴

兄弟等の不妊歴、Y染色体微小欠損などの遺伝的因子

身体診察の内容

問診後に行われる身体診察は、精液検査と並んで重要な情報源です。診察内容を事前に知っておくと当日の不安が軽減されます。

診察で確認される主なポイント

  • 精巣のサイズ・硬さ:精巣容量が小さい場合、精子生成機能が低下している可能性
  • 精索静脈瘤の触診:精巣の上部に蛇行した静脈(ミミズ腫れ)がないか確認
  • 副精巣(精巣上体)の状態:腫脹・硬結がある場合、精路閉塞の可能性
  • 輸精管の確認:先天性両側輸精管欠損症(CBAVD)のスクリーニング
  • 第二次性徴の発達:低ゴナドトロピン性性腺機能低下症などの確認

診察は服をある程度脱ぐ必要がありますが、陰嚢の視診・触診は数分で終わる検査です。通気性の良い下着・着脱しやすい服装で受診することをお勧めします。

初診にかかる費用

男性不妊外来の初診費用は、保険適用かどうかで大きく異なります。

初診費用の目安(2024年時点)

検査・診察内容

保険適用(3割負担)

自由診療

初診料

750〜900円

3,000〜5,000円

精液検査(基本)

500〜1,500円

3,000〜8,000円

血液検査(ホルモン値)

2,000〜5,000円

10,000〜20,000円

超音波検査

1,500〜3,000円

5,000〜10,000円

初診合計目安

4,000〜10,000円

15,000〜40,000円

2022年4月の診療報酬改定により、不妊治療の保険適用が拡大しました。男性不妊の診察・精液検査も保険診療の範囲内で実施できる場合が増えています。事前にクリニックに確認することをお勧めします。

よくある質問(FAQ)

Q. 泌尿器科と不妊治療クリニック、どちらを受診すべきですか?

精液検査のみであれば不妊治療クリニックでも受けられます。精索静脈瘤・精路閉塞など外科的治療が必要なケースは泌尿器科(男性不妊専門)への受診が推奨されます。まずは不妊治療クリニックの男性外来に相談し、専門医への紹介を受ける流れが一般的です。

Q. 妻も一緒に受診したほうがよいですか?

可能であれば一緒に受診することを推奨します。不妊の原因は男女双方にあることが多く、一緒に話を聞くことで治療方針の理解が深まります。ただし、男性外来は男性一人での受診も可能です。

Q. 初診で無精子症と言われたら?

1回の精液検査では最終診断になりません。2〜4週間後に再検査を行い、2回連続で無精子症が確認された場合に診断が確定します。その後、閉塞性か非閉塞性かの評価を行い、治療方針(精巣内精子採取術・TESE等)が検討されます。

Q. 初診の予約は電話でできますか?

多くのクリニックで電話予約とWeb予約の両方に対応しています。男性不妊外来を設置しているクリニックかどうか事前に確認してから予約することをお勧めします。

Q. 精液採取が院内でできない場合はどうすればよいですか?

自宅採取(事前に容器を受け取り、自宅で採取して2時間以内に持参)に対応しているクリニックも多くあります。事前に問い合わせてください。

まとめ

男性不妊外来の初診は、問診・身体診察・精液検査を通じて半日程度かかることが多いですが、正確な情報を事前に準備することでスムーズに進みます。受診の一歩を踏み出すことが、妊活解決への最短経路です。

  • お薬手帳・既往歴・妊活期間などを事前にまとめて持参する
  • 精液検査を当日受ける場合は2〜3日の禁欲期間を守る
  • 初診費用は保険適用で4,000〜10,000円程度が目安

免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療方針を提供するものではありません。男性不妊の検査・治療については、泌尿器科または男性不妊専門医に相談してください。費用はクリニックにより異なります。本記事の情報は2024年時点のものです。

次のステップへ
男性不妊外来への受診を検討されている方は、本記事のチェックリストを参考に準備を整えてから予約してください。初診の一歩が、パートナーとの妊活成功への確かな前進となります。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2