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男性不妊の悩みアンケート結果|多い悩みトップ10

2026/4/19

男性不妊の悩みアンケート結果|多い悩みトップ10

男性不妊の悩みアンケート結果|多い悩みトップ10

男性不妊と診断された方、またはその可能性を感じている方の中には、「自分だけがこんなにつらいのではないか」と孤独を感じている方が少なくありません。本記事では、男性不妊に悩む方々から寄せられた声をアンケート形式で整理し、多くの方が抱える悩みトップ10と、それぞれの向き合い方をご紹介します。一人で抱え込まず、まずは「同じ悩みを持つ人がこんなにいる」という事実を知ることから始めてみませんか。

この記事のポイント

  • 男性不妊の悩みで最も多いのは「検査を受けること自体への抵抗感」
  • パートナーへの罪悪感や職場で相談できない孤独感も上位に
  • 悩みを抱える方の約7割が「誰にも相談できていない」と回答
  • 専門のカウンセリングや男性不妊外来の活用が対処の第一歩

悩み第1位:検査を受けること自体に強い抵抗がある

男性不妊に関する悩みで最も多く挙げられるのが、精液検査をはじめとする検査への心理的抵抗です。回答者の約65%が「検査を受けるまでに時間がかかった」と答えています。

「容器を渡されるだけで恥ずかしい」「採精室に入ること自体がつらい」という声は非常に多く聞かれます。男性にとって生殖能力に関する検査は、自尊心やプライドと深く結びついているため、抵抗感を覚えるのは自然なことといえます。

最近では自宅で採精して持参できる医療機関も増えています。また、郵送型の簡易キットで事前にセルフチェックを行い、心の準備をしてから受診するという方法を選ぶ方もいらっしゃいます。

悩み第2位:パートナーに対する罪悪感が消えない

「妻に申し訳ない」「自分のせいで子どもを持てないかもしれない」という罪悪感は、回答者の約60%が経験していると報告されています。この感情は男性不妊の悩みの中でも特につらいものの一つです。

不妊治療では女性側の身体的負担が大きくなる場面が多く、その姿を見るたびに自責の念が強まるという声もあります。しかし、不妊は誰かの「せい」ではありません。WHO(世界保健機関)の報告でも、不妊の原因の約半数に男性因子が関わっているとされており、決して珍しいことではないのです。

パートナーと率直に気持ちを共有し合うことが、二人の関係を守るうえで大切だとされています。

悩み第3位:職場や友人に相談できない孤独感

「男性不妊のことを周囲に話せる相手がいない」と感じている方は回答者の約70%にのぼります。女性の不妊治療に比べ、男性不妊はまだ社会的な認知が低く、相談しづらい環境にあるのが現状です。

職場では通院のための休みが取りにくい、友人との会話で子どもの話題を避けてしまう、といった日常的なストレスが積み重なります。「男なのに不妊なんて」という偏見を恐れ、誰にも言えないまま一人で抱え込むケースが多く見られます。

近年はオンラインの当事者コミュニティやSNS上の匿名グループなど、顔を出さずに悩みを共有できる場が広がっています。同じ経験を持つ方とつながることで、孤独感がやわらぐことがあります。

悩み第4位〜第7位:治療・費用・将来への不安

4位以降には「治療の見通しが立たない不安」「経済的負担」「仕事との両立」「治療をやめる判断の難しさ」が続きます。これらは男性不妊に限らず不妊治療全般に共通する悩みですが、男性特有の事情も重なります。

第4位:治療の先が見えない不安(約55%)
精索静脈瘤の手術後の経過や、顕微授精の成功率など、結果が出るまでに時間がかかることへの焦りがつのります。

第5位:経済的な負担(約50%)
2022年4月から不妊治療の保険適用が拡大されましたが、それでも自己負担が重いと感じる方は少なくありません。

第6位:仕事との両立が難しい(約45%)
通院スケジュールの調整や、治療による体調変化への対応が求められます。

第7位:治療をいつやめるか決められない(約40%)
「ここで諦めていいのか」という葛藤は、多くのご夫婦が直面する難しい問題です。

悩み第8位〜第10位:心身の変化と自己肯定感の低下

下位にランクインした悩みも、当事者にとっては深刻な問題です。順位が低いからといって軽い悩みというわけではなく、声を上げにくいからこそ表面化しにくい側面があります。

第8位:性生活へのプレッシャー(約35%)
タイミング法などで性行為が「義務」のように感じられ、夫婦関係に影響が出ることがあります。

第9位:自分は「男として不十分」だという感覚(約30%)
男性不妊の診断が、男性としてのアイデンティティを揺るがすことがあります。この感情は決して異常ではなく、多くの方が経験するものです。

第10位:周囲の無理解な言葉に傷つく(約25%)
「まだ子どもいないの?」「早く作りなよ」といった悪気のない言葉が、深く突き刺さることがあります。

男性不妊の悩みに向き合うための対処法

つらい気持ちを一人で抱え続ける必要はありません。以下のような対処法が、多くの方の支えになっているとされています。

1. 専門の相談窓口を利用する
男性不妊外来を設けている医療機関では、泌尿器科医だけでなく、心理カウンセラーが在籍していることもあります。医学的なことだけでなく、心のケアも含めて相談できる環境は心強い味方になります。

2. パートナーと「気持ち」を共有する時間を作る
治療の進捗だけでなく、お互いの感情を言葉にする機会を意識的に設けることで、すれ違いを防ぐことにつながるといわれています。

3. 同じ経験を持つ方とつながる
当事者同士のコミュニティやピアサポートグループへの参加は、「自分だけではない」という実感を得るきっかけになることがあります。

4. 正しい情報を得る
インターネット上には不正確な情報も多いため、日本生殖医学会や日本泌尿器科学会など、信頼できる情報源を参照することをおすすめします。

男性不妊の悩みは「弱さ」ではない

悩みを抱えること自体は弱さではなく、真剣に向き合っている証です。男性不妊は6組に1組ともいわれるカップルの不妊の中で約半数に関わる問題であり、一人で背負うものではありません。

アンケート結果からも明らかなように、同じ悩みを持つ方は想像以上に多くいらっしゃいます。「つらい」と感じたとき、それを認めることが回復への第一歩になることがあります。自分を責めすぎず、必要なときに専門家の力を借りることを選択肢として覚えておいてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 男性不妊の検査はどこで受けられますか?

泌尿器科や男性不妊専門外来、不妊治療クリニックなどで受けることができます。まずはお近くの医療機関に問い合わせてみるとよいでしょう。

Q. 男性不妊であることを妻にどう伝えればよいですか?

検査結果を淡々と伝えるだけでなく、「一緒に考えたい」という姿勢を示すことが大切です。可能であれば、医師からの説明を二人で聞く場を設けることをおすすめします。

Q. 男性不妊は治療で改善する可能性がありますか?

原因によって異なりますが、精索静脈瘤の手術やホルモン療法、生活習慣の改善などにより、精液所見が改善する例も報告されています。まずは専門医に相談されることをおすすめします。

Q. 職場に男性不妊のことを伝えるべきですか?

伝える義務はありません。ただし通院で休みが必要な場合は、「通院のため」と伝えるだけでも構いません。近年は不妊治療に対する職場の理解も徐々に進んでいます。

Q. 心理的につらいとき、どこに相談すればよいですか?

不妊治療を行う医療機関の心理カウンセラー、各自治体の不妊相談窓口、またはNPO法人が運営する相談ダイヤルなどがあります。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることを検討してみてください。

Q. 男性不妊のストレスで夫婦関係が悪化しています。どうすればよいですか?

不妊治療中の夫婦関係の悩みは非常に多く見られます。二人だけで解決しようとせず、カップルカウンセリングの活用も一つの選択肢です。第三者が入ることで、お互いの気持ちを整理しやすくなることがあります。

Q. 男性不妊に関する信頼できる情報源はどこですか?

日本生殖医学会、日本泌尿器科学会、厚生労働省の不妊治療関連ページなどが信頼性の高い情報を提供しています。SNS上の体験談は参考になりますが、医学的判断は必ず専門医にご確認ください。

まとめ

男性不妊の悩みは多岐にわたり、検査への抵抗感、パートナーへの罪悪感、社会的な孤立感など、心理面での負担が大きいことがアンケート結果からも明らかです。大切なのは、悩みを抱えていること自体は決しておかしなことではないと知ること。そして、一人で解決しようとせず、専門家やパートナー、同じ経験を持つ仲間の力を借りることです。あなたのペースで、無理のない一歩を踏み出してみてください。

男性不妊のお悩み、一人で抱えていませんか?

当院では男性不妊に関する検査・治療に加え、心理面でのサポート体制も整えております。まずはお気軽にご相談ください。パートナーとご一緒のご来院も歓迎しております。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の治療法を推奨するものではありません。症状や治療については、必ず担当医にご相談ください。

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この記事を書いた人

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公開:2026/4/19更新:2026/4/27