
静岡で男性不妊クリニックを探している方に、クリニック選びで本当に重要な基準と、初診前に知っておくべき実践情報をまとめました。「どこに行けばいいかわからない」という不安を、この記事で解消しましょう。
この記事のポイント
- 静岡で男性不妊専門医を選ぶ3つの基準(専門性・実績・通いやすさ)
- 初診時の流れ・費用・持ち物の具体的な情報
- 泌尿器科と産婦人科どちらを受診すべきか判断する方法
静岡で男性不妊クリニックを選ぶ3つの基準
静岡の男性不妊クリニック選びで後悔しないためには、①生殖泌尿器専門医の在籍、②精液検査から治療までの一貫体制、③自宅・職場からの通院距離の3軸で評価することが重要です。男性不妊治療は複数回の通院が必要なため、「通い続けられるか」が成否を左右します。
専門医の在籍を確認する
男性不妊の診療には、泌尿器科専門医のなかでも生殖医療の知識を持つ医師が必要です。日本泌尿器科学会認定の専門医が在籍しているか、また男性不妊外来を独立して設けているかを確認してください。一般の泌尿器科でも精液検査は受けられますが、乏精子症・無精子症の精密検査や手術的治療(TESE・Micro-TESE)が必要な場合は、専門施設への受診が不可欠です。
一貫した治療体制があるか
「精液検査のみ対応」のクリニックと「検査から手術まで対応」のクリニックでは、治療の選択肢が大きく異なります。静岡市・浜松市など主要都市のクリニックでは、精液検査→ホルモン検査→超音波検査→手術(TESE)まで一貫対応できる施設も存在します。転院の手間を避けるためにも、初診前に「どこまで対応可能か」を電話で確認しましょう。
アクセスと診察時間
男性不妊治療では、精液検査・ホルモン検査・超音波検査を組み合わせて行うため、初診後も複数回の通院が発生します。JR静岡駅・浜松駅周辺には泌尿器科クリニックが複数あり、土曜診療対応の施設も多いため、仕事との両立がしやすい環境です。駐車場の有無や予約方法(オンライン対応か)も事前に確認しておきましょう。
クリニック選びチェックリスト
以下のチェックリストを使って、候補クリニックを比較してください。すべてに「はい」と答えられるクリニックが、あなたに最適な選択肢です。
確認項目 | 確認方法 |
|---|---|
□ 泌尿器科専門医(生殖医療対応)が在籍している | 公式サイト・電話 |
□ 精液検査を当日実施または予約なしで受けられる | 電話確認 |
□ 男性不妊外来または男性不妊専門外来がある | 公式サイト |
□ TESE・Micro-TESE等の手術に対応している(必要な場合) | 電話・初診時 |
□ 不妊治療専門クリニック(女性側)との連携体制がある | 電話・初診時 |
□ 土曜・夜間の診察時間がある | 公式サイト |
□ 自宅または職場から30分以内でアクセスできる | 地図確認 |
静岡で男性不妊検査・治療にかかる費用の目安
男性不妊の検査・治療費は、検査の内容と治療法によって大きく異なります。精液検査単体は保険適用で1,000〜3,000円程度ですが、手術的治療(TESE)になると10万〜30万円超になるケースもあります。
検査・治療 | 費用の目安(保険適用時) | 備考 |
|---|---|---|
精液検査(基本) | 約1,500〜3,000円 | 保険適用あり |
ホルモン検査(血液検査) | 約3,000〜8,000円 | 検査項目による |
超音波検査(陰嚢) | 約3,000〜5,000円 | 保険適用あり |
染色体検査(AZF欠失等) | 約1万〜3万円 | 自費の場合あり |
精巣生検(TESE) | 約10万〜30万円 | 保険適用の条件あり |
顕微授精(ICSI)との連携 | 別途女性側施設で費用発生 | 要確認 |
2022年4月から不妊治療の保険適用が拡大され、人工授精・体外受精・顕微授精の多くが保険で受けられるようになりました。ただし、年齢・治療回数・適応条件によって保険適用の可否が変わるため、初診時に確認することをおすすめします。
初診の流れ——何を持参し、何を聞かれるか
男性不妊クリニックの初診では、問診→精液検査(当日採精)→医師の説明が基本的な流れです。初診から約2〜3時間を確保しておくと余裕をもって受診できます。
初診に必要な持ち物
- 健康保険証(保険適用検査の場合)
- 医療費控除に使う場合は受付で領収書を必ずもらう
- パートナーがいる場合は、女性側クリニックの検査結果や治療経過サマリー
- 基礎体温表・排卵検査薬の記録(パートナーのもの、参考資料として)
- 直近3〜7日の禁欲後の採精が推奨されるため、クリニックの指示に従って来院日を調整する
精液検査当日の注意点
精液検査は採精から30分〜1時間以内に検査室に持参するのが基本です。多くのクリニックでは院内採精室が設けられています。自宅採精の場合は、採精容器に入れたうえで体温に近い状態(シャツの内側など)で運搬し、できる限り早く届けることが重要です。
検査結果は当日または後日(1〜2週間以内)に出ます。精子濃度・運動率・正常形態率の3指標をもとにWHO基準(2021年改訂版)と比較して判断されます。
男性不妊の原因と治療の選択肢
男性不妊の原因は約90%が精子の問題(造精機能障害)です。残り約10%は精路閉塞・性機能障害・内分泌異常に分類されます。
原因分類 | 主な疾患 | 治療の方向性 |
|---|---|---|
造精機能障害 | 特発性乏精子症・無精子症 | 薬物療法→TESE→顕微授精 |
精路閉塞 | 精管閉塞・精巣上体炎後遺症 | 外科的疏通術 or 精巣内精子採取 |
性機能障害 | ED・逆行性射精 | 薬物療法・尿から精子回収 |
内分泌異常 | 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症 | ホルモン補充療法 |
染色体異常 | クラインフェルター症候群 | Micro-TESEで精子採取を試みる |
「精子がゼロ」という結果が出ても、Micro-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)によって精巣内に精子が見つかる場合があります。非閉塞性無精子症でもMicro-TESEの精子回収成功率は約50〜60%(施設によって異なる)とされており、あきらめる前に専門医に相談することが重要です。
泌尿器科と産婦人科、どちらを受診すべきか
男性不妊の診療は泌尿器科(生殖医療対応)が基本です。ただし、パートナーが不妊治療専門クリニック(産婦人科)に通院している場合、そのクリニックが男性検査にも対応しているケースがあります。
- 泌尿器科に行くべきケース:精液検査を初めて受ける・精索静脈瘤が疑われる・ホルモン異常の精密検査が必要
- 産婦人科(不妊治療専門)に行くべきケース:パートナーがすでに通院中で、男性検査もそこで実施できる・AIH(人工授精)を検討している
静岡市内・浜松市内の主要な不妊治療専門クリニックでは、男性の精液検査を院内で実施しているところもあります。まずはパートナーの通院先に「男性検査も受けられるか」を問い合わせると、転院の手間が省ける場合があります。
よくある質問
Q. 静岡で男性不妊検査を受けられる病院はどこですか?
A. 泌尿器科を標榜する病院・クリニックで受けられます。浜松医科大学附属病院(泌尿器科)や静岡市立静岡病院などの大学・市中病院に加え、駅近のクリニックでも精液検査を実施しています。「男性不妊外来」「生殖泌尿器科」の表記があるかを確認してください。
Q. 精液検査は予約なしで受けられますか?
A. クリニックによって異なります。予約不要で精液検査を受けられる施設もありますが、院内採精室の利用には事前予約が必要なケースが多いです。来院前に必ず電話で確認してください。
Q. 精液検査の結果が悪かった場合、すぐ手術になりますか?
A. 結果が悪くても、すぐ手術になることはありません。まずは生活習慣の改善(禁煙・禁酒・体重管理)や薬物療法(漢方・ホルモン補充)を数ヶ月試みることが一般的です。それでも改善がみられない場合に、手術的治療や高度生殖医療(ICSI)を検討します。
Q. 男性不妊の治療はどのくらいの期間がかかりますか?
A. 検査から治療方針の決定まで、通常1〜3ヶ月かかります。薬物療法では3〜6ヶ月後に再検査を行い効果を評価します。手術(TESE)を選択した場合は、術後に採取した精子を用いた顕微授精(ICSI)への移行に追加で数ヶ月かかることがあります。
Q. 費用の心配があります。保険適用になりますか?
A. 精液検査・ホルモン検査・超音波検査は保険適用のものが多いです。2022年4月から人工授精・体外受精・顕微授精も保険適用になりましたが、年齢(女性側43歳未満)・治療回数(通算6回まで等)の制限があります。高額療養費制度も利用でき、家計への負担を軽減できる場合があります。詳細はクリニックの受付に確認してください。
まとめ——静岡で男性不妊クリニックを選ぶポイント
静岡で男性不妊クリニックを選ぶ際は、①専門医の在籍、②一貫した治療体制、③通いやすさの3軸で比較することが大切です。まず精液検査を受け、結果をもとに医師と治療方針を相談するのが最初の一歩です。「精子の数が少ない」「動きが悪い」という結果が出ても、多くのケースで治療の選択肢があります。ひとりで抱え込まず、パートナーと一緒に専門医に相談してください。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定のクリニックへの受診を推奨するものではありません。治療方針については、必ず医師に直接ご相談ください。記載の費用はあくまで目安であり、実際の費用はクリニックや治療内容によって異なります。
この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
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