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カリウムが多い食べ物と効果|むくみ解消と血圧管理

2026/4/19

カリウムが多い食べ物と効果|むくみ解消と血圧管理

妊娠中はむくみ(浮腫)に悩む女性が多く、「カリウムを摂るといい」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。カリウムはナトリウムの排出を促し、血圧調節・むくみ軽減に働くミネラルです。この記事では妊活・妊娠中のカリウムの役割と、食事から効率よく摂る方法を解説します。

この記事のポイント

  • 妊娠中の推奨カリウム摂取量:2600mg/日(日本人の食事摂取基準2020年版)
  • カリウムはナトリウムの尿中排泄を促しむくみ・高血圧の改善に関与
  • カリウムを多く含む食品:バナナ・アボカド・ほうれん草・じゃがいも・豆類
  • 腎機能低下がある場合はカリウム過剰が危険なため医師の指示に従う
  • 過度な塩分制限よりも「カリウムを増やす食事」の方が実践しやすい

カリウムが妊活・妊娠中に重要な理由

カリウムは体内で以下の重要な役割を果たしています。

  • ナトリウムのバランス調節:ナトリウムが多いと細胞外液が増えてむくみが生じる。カリウムはナトリウムの腎臓からの排泄を促し、このバランスを整える
  • 血圧の調節:高カリウム食は血管の弛緩を促し、高血圧の予防・改善に働く。妊娠高血圧症候群(PIH)の予防的観点からもカリウムの十分な摂取が推奨される
  • 筋肉機能の維持:筋肉の収縮・弛緩に必要。カリウム不足は足のつり(こむら返り)の一因になることがある
  • 神経伝達:神経細胞の電気シグナル伝達に関与

妊娠中のむくみとカリウムの関係

妊娠中のむくみの原因は主に以下の3つです。

  1. プロゲステロンによる水分・ナトリウム貯留促進
  2. 増大した子宮による静脈・リンパ管の圧迫(特に下肢のむくみ)
  3. 血清アルブミン(浸透圧を維持するタンパク質)の低下

カリウムが直接的に解決できるのは主に①のナトリウム過剰に関連したむくみです。②の機械的な圧迫によるむくみには、弾性ストッキング・足を高くする・適度な歩行が有効です。

カリウムを意識的に増やしながら食塩摂取を適度に控えることが、妊娠中のむくみ対策の食事面での基本です。

カリウムを多く含む食品一覧:目安量と含有量

食品

目安量

カリウム量

アボカド

1/2個(75g)

約548mg

バナナ

1本(90g)

約324mg

じゃがいも(蒸し)

中1個(130g)

約598mg

ほうれん草(茹で)

1/2束(100g)

約490mg

大豆(水煮)

50g

約240mg

さつまいも(焼き)

中1本(200g)

約920mg

牛乳

200ml

約300mg

1切れ(80g)

約352mg

さつまいも1本+バナナ1本+ほうれん草100gだけで約1740mgのカリウムが摂れます。残りの860mgは日常の食事(肉・魚・豆類・野菜)から自然に補えます。

カリウムの吸収率を下げる調理法と高める工夫

カリウムは水溶性のため、茹でると煮汁に大量に溶け出します。

  • カリウムが減る調理法:茹でる(野菜の場合30〜70%のカリウムが溶け出す)
  • カリウムを保ちやすい調理法:蒸す・電子レンジ・焼く・生食

じゃがいも・さつまいもは電子レンジで調理するか蒸し焼きにすることで、カリウムを効率よく摂取できます。スープ・味噌汁の野菜のカリウムは煮汁ごと摂ることで無駄になりません。

塩分とカリウムのバランス:妊娠中の血圧管理

妊娠高血圧症候群(PIH)は妊娠20週以降に血圧140/90mmHg以上が持続する状態で、母体・胎児に重篤なリスクをもたらします。食事面での対策として以下が推奨されます。

  • 食塩制限:WHO推奨は1日5g未満(妊娠中は7〜8g/日程度を目標にする施設が多い)
  • カリウム増加:カリウムはナトリウムの尿中排泄を促し、食塩感受性高血圧を改善する可能性がある
  • マグネシウム摂取:血管弛緩に関与。ナッツ・豆類・全粒穀物から摂取

過度な食塩制限(3g未満)は胎盤への血流を低下させるリスクがあるため、極端な制限は推奨されません。「塩分を適度に控えながらカリウムを増やす」バランスが重要です。

腎機能低下がある場合:カリウム制限が必要なケース

慢性腎臓病(CKD)・腎機能低下がある場合、カリウムは腎臓から排泄されにくくなり「高カリウム血症」が起こる可能性があります。高カリウム血症は心臓への影響(不整脈)をもたらす可能性があり、危険な状態です。

腎機能に問題がある場合は「カリウムを増やしましょう」という一般的なアドバイスは当てはまりません。必ず担当医の指示に従った食事管理を行ってください。

よくある質問(FAQ)

バナナを毎日食べてもいい?

バナナ1〜2本(カリウム324〜650mg)は妊娠中に問題ありません。糖質(1本約20g)も含むため、糖尿病・妊娠糖尿病の管理中の方は量に注意してください。

足のむくみが強い場合、カリウムサプリを飲んでいい?

カリウムサプリの単独服用は推奨しません。腎機能に問題がある場合に高カリウム血症のリスクがあります。むくみが強い場合は産婦人科で妊娠高血圧症候群・腎機能の評価を受けることを優先してください。

こむら返り(足のつり)にカリウムが効く?

こむら返りの主要因はマグネシウム・カルシウム不足が多いとされていますが、カリウム不足も一因になることがあります。バナナ・ナッツ・乳製品を組み合わせた食事が対策の一つとして挙げられます。

まとめ

妊娠中のカリウムは、むくみ改善・血圧管理・筋肉機能維持に重要なミネラルです。さつまいも・バナナ・ほうれん草・じゃがいもなどカリウムが豊富な食品を毎日の食事に取り入れることで、1日2600mgの目標に近づけます。調理は蒸す・電子レンジ・生食を活用することでカリウムの損失を最小限にできます。

腎機能に問題がある場合はカリウム制限が必要なため、必ず医師の指示に従った食事管理を行ってください。

免責事項:本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。腎疾患・高血圧・妊娠高血圧症候群の管理については必ず担当医にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2