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妊活・妊娠と葉酸|追加400μgの対象、食事と摂りすぎの注意

2026/4/9

更新:2026/10/27

葉酸はビタミンB群の一つです。妊娠を計画している、妊娠の可能性がある、妊娠初期という時期には、食事を整えることに加え、通常の食品以外から一日400μgの葉酸を追加することが望まれます。神経管閉鎖障害のリスクを減らすための案内で、妊娠や健康な出産を保証するものではありません。

まず区別したい摂取量

対象・項目国内2025年基準での考え方
成人女性の通常の食事葉酸の推奨量は一日240μg
妊娠を計画・妊娠の可能性・妊娠初期神経管閉鎖障害のリスク低減のため、通常の食品以外の葉酸を一日400μg追加することが望まれる
妊娠中期・後期の食事食事由来の葉酸は成人女性の推奨量に一日240μgを追加
サプリ・強化食品の確認一日量と複数製品の合計を確認。耐容上限量は年齢で異なる

妊娠前からの準備と、食事の両方が大切です

食品安全委員会は、妊娠一か月前から妊娠初期(三か月まで)の追加摂取を案内しています。神経管は非常に早い時期に形成されるためです。ただし、妊娠してから気づいた場合に「もう何をしても遅い」と考えないでください。

現在の摂取や食事、必要な健診を医師・薬剤師と相談します。食品安全委員会:葉酸と妊娠前からの食生活

葉酸を摂ればすべての神経管閉鎖障害を防げるわけではなく、本人の食事だけが原因でもありません。また、サプリを飲めば野菜などを食べなくてよいという意味でもありません。豆類や緑黄色野菜などを含む、偏りの少ない食事を基本にします。

食事の量と、追加する葉酸の量を混同しません

厚生労働省の2025年基準は、通常の食品の葉酸(folate)と、強化食品やサプリなどの葉酸(folic acid)を区別しています。生体利用率が異なるため、両者の数値をそのまま足して一つの推奨量と比較しないよう示しています。厚生労働省:日本人の食事摂取基準2025年版・水溶性ビタミン

妊娠中期以降や授乳中の食事、食べにくさがある場合などは、その時期に合わせて相談してください。処方薬として葉酸を使っている場合や、過去の妊娠・持病について別の指示がある場合は、一般的な追加量に自己変更しません。

「上限は全員1000μg」「多いほどよい」ではありません

通常の食品以外に含まれる葉酸の耐容上限量は、成人では18〜29歳で一日900μg、30〜64歳で1000μg、65歳以上で900μgです。上限は目標量ではありません。子どもには別の値があり、家族で同じ量を使う案内でもありません。

複数の妊活サプリやマルチビタミン、強化食品を使う場合は、それぞれの一日分の表示を持って相談してください。通常の食事由来の葉酸には同じ上限を当てはめませんが、食事やサプリ全体のバランスは大切です。ビタミンAなどの同時配合も確認し、鶏・豚レバーを葉酸目的で毎日一定量食べることは勧めていません。

MTHFRの多型だけで、活性型への変更を決めません

CDCは、よくあるMTHFR遺伝子多型があってもfolic acidを利用でき、それだけで避ける理由にはならないと説明しています。多型の情報だけで5-MTHF製品へ変更したり増量したりせず、検査の意味も含め医師に確認してください。

まれな疾患への診療は、一般的な多型の話と別です。CDC:MTHFRと葉酸

葉酸で着床率・妊娠継続率が必ず上がる、妊娠の合併症をまとめて防げるという効果は約束していません。食事と適切な追加摂取を、必要な診療の代わりにしないでください。

出典と確認日

2026年10月27日に、国内2025年摂取基準の葉酸の採用部分、食品安全委員会、CDCの2026年7月16日記事を確認しました。食事摂取基準の値を個人の処方指示にしていません。本記事の個別の医師監修はありません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/9更新:2026/10/27