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妊活中のお酒はいつやめる?|妊娠前・治療中の飲酒と相談の考え方

2026/4/10

更新:2026/10/26

妊娠を計画している、または妊娠の可能性がある人は、妊娠が分かってから、排卵日になってからと待たず、お酒を飲まない選択が勧められます。妊娠中や妊娠を目指している時期に「これだけなら安全」といえる飲酒量は確認されていません。

少量の飲酒が妊娠しやすさに与える影響の研究と、赤ちゃんへの安全性は別の問題です。「研究で妊娠率に明確な差が出なかった」ことを、飲酒しても胎児に影響しないという保証にはできません。

今の状況に合わせて、行動を考えます

状況行動の目安
妊娠を目指している妊娠判明や排卵日を待たず、飲まない選択へ
気づかず飲んでいたこれからの飲酒を避け、時期と量を産婦人科へ相談
やめたいのに難しい一人で抱えず、医療機関へ支援を相談

妊娠中に安全な量・時期・お酒の種類は定められていません

CDCは、妊娠中や妊娠を目指す時期の安全な飲酒量は分かっておらず、妊娠中には安全な時期もないと説明しています。赤・白ワイン、ビール、蒸留酒など、種類を変えれば安全になるわけではありません。妊娠に気づく前にも影響する可能性があります。CDC:妊娠中・妊娠を目指す時期の飲酒

厚生労働省のe-ヘルスネットも、少量であっても妊娠中の飲酒を避けるよう案内しています。一般成人の飲酒量の目安や、生活習慣病リスクの指標を、妊娠中の安全基準として使わないでください。厚生労働省e-ヘルスネット:女性の飲酒と健康

排卵期だけ飲まなければよい、という考え方にはしません

排卵や妊娠が成立した日を、いつも正確に把握できるわけではありません。月経周期や「着床前」「妊娠4週まで」という区切りを、飲酒できる期間の目印にしません。妊娠を計画した時点で、お酒を飲まない生活に切り替える方針を相談できます。

NHSも、妊娠中と妊娠を計画している場合には飲酒しないことを勧めています。飲み会や乾杯の一口だけなら安全、という量の保証はありません。アルコールを含まない飲み物を選ぶときも、名称だけでなく度数の表示を確認しましょう。NHS:妊娠を計画する時期と妊娠中の飲酒

妊娠しやすさ・不妊治療への影響は、研究の限界と分けます

ASRMの資料は、女性の飲酒と妊娠しやすさについて研究結果が一貫せず、少量・中程度の飲酒の影響には限られた根拠しかないと説明しています。男性でも、多量の飲酒や依存とホルモン・精液の指標との関連はありますが、全員に共通する安全な杯数は示せません。ASRM:自然妊娠を目指す生活習慣と飲酒

観察研究では、飲酒の量・頻度、本人の申告、喫煙や生活の違いなども結果に影響します。精液の数値、採卵数、妊娠、出生は同じ結果ではありません。一つの研究の割合から「週何杯までは全員問題ない」「人工授精でも同じ割合で低下する」と結論しないようにします。

不妊治療中も、飲酒状況を治療先へ伝えます。採卵や処置、服薬に伴う禁酒・食事などの指示は施設で確認してください。「採卵や採精の3カ月前から禁酒すれば、卵子・精子の質が必ず改善する」という保証ではありません。

気づかず飲んだ場合は、過去だけで結果を決めつけません

妊娠が分かったら、その後の飲酒を避け、飲んだ時期・量・頻度を産婦人科で相談してください。NHSは、妊娠初期に気づかず飲んだ人に、その後は飲酒せず、不安があれば医療者へ話すよう案内しています。

一度飲んだから必ず影響が出るとも、少量・早い時期だったから必ず影響しないとも、記事だけで判断できません。自分を責め続けたり、心配で健診を避けたりせず、これからの妊娠の経過と必要な支援を医療者と確認しましょう。

断る理由を詳しく説明する必要はありません

「今日は飲みません」「お茶にします」「しばらくお酒を控えています」と伝えるだけでも構いません。妊活や治療の内容を明かしたり、病気という理由を作ったりする必要はありません。先にアルコールを含まない飲み物を頼む、飲酒中心ではない会い方を選ぶ方法もあります。

パートナーや周囲には、勧めない、飲まない選択に合わせる、断る場面を支えるなどの協力を頼めます。妊娠する本人だけが説明や調整を背負う必要はありません。パートナーも多量飲酒を避け、飲酒が気になる場合は自分の健康や治療と合わせて相談してください。

やめることが難しい場合は、支援を使えます

飲まないと決めても続けてしまう、量を調整できない、やめると体調が悪くなる場合は、気合いだけで対処しようとせず医療機関へ相談してください。産婦人科やかかりつけ医に話し、必要なら飲酒の問題を扱う医療・支援先につなぐ方法があります。

相談は責められるためではなく、本人の体調とこれからの妊娠を支えるためのものです。飲酒の量や頻度、薬、生活で困っていることを、話せる範囲で伝えて構いません。

出典と確認日

2026年10月26日にCDC、厚生労働省、NHS、ASRMの説明を参照しました。妊娠しやすさの研究、赤ちゃんへの安全性、本人とパートナーの支援を分けています。医師による本記事の個別監修はありません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

医療・婦人科専門メディア

公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。

公開:2026/4/10更新:2026/10/26