スレッド(糸)を使った膣縮小は、「切らない膣縮小」として注目されている婦人科形成の施術です。切開法ほどのダウンタイムがなく、ヒアルロン酸注入よりも長い効果持続が見込めるバランスの良さが特徴ですが、気になるのは費用面ではないでしょうか。
この記事ではスレッド膣縮小の費用相場・施術の仕組み・他の術式との比較を、実際のクリニック料金を交えて解説します。
【この記事のポイント】
- スレッド膣縮小の費用相場は15万〜35万円(クリニック・糸の本数で変動)
- 溶ける医療用糸を使い、膣壁の引き締め+コラーゲン生成促進の二重効果
- ダウンタイムは数日〜1週間、効果持続は1〜2年が目安
スレッド膣縮小の仕組み|なぜ糸で膣が締まるのか
スレッド膣縮小は、医療用の吸収糸(溶ける糸)を膣壁に挿入し、物理的に組織を引き締めると同時にコラーゲンの新生を促進する施術です。糸にはPDO(ポリジオキサノン)やPCL(ポリカプロラクトン)といった素材が使われます。
効果のメカニズム
- 即時的な引き締め効果:挿入された糸が膣壁の組織を物理的に収縮させる
- コラーゲン生成促進:糸が体内で吸収される過程(約6〜8か月)で、周囲の組織にコラーゲン生成が促され、膣壁の弾力が向上
- 持続的なハリの改善:糸が溶けた後もコラーゲンが定着し、1〜2年程度の引き締め効果が持続
使用される糸の種類
糸の素材 | 吸収期間 | 特徴 |
|---|---|---|
PDO(ポリジオキサノン) | 約6か月 | 実績豊富。コスト面で有利 |
PCL(ポリカプロラクトン) | 約12〜18か月 | 吸収期間が長く効果持続も長め |
PLLA(ポリ-L-乳酸) | 約12〜24か月 | コラーゲン生成力が高いとされる |
スレッド膣縮小の費用相場|クリニック別比較
スレッド膣縮小の費用相場は15万〜35万円で、使用する糸の本数・素材・クリニックの価格設定によって変動します。以下は主要クリニックの参考価格です。
クリニック | 費用目安(税込) | 糸の本数目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
湘南美容クリニック | 15万〜25万円 | 8〜16本 | モニター価格あり |
ガーデンクリニック | 20万〜35万円 | 10〜20本 | カスタマイズ対応 |
聖心美容クリニック | 18万〜30万円 | 8〜16本 | 術後検診無料 |
TCB東京中央美容外科 | 16万〜28万円 | 8〜16本 | LINE予約対応 |
費用に影響する3つの要因
- 糸の本数:膣のゆるみの程度によって必要な本数が変動。8〜20本が一般的
- 糸の素材:PCLやPLLAはPDOより高価だが持続期間が長い
- 追加費用の有無:麻酔代・薬代・検診代が施術費に含まれているかを事前確認
スレッド膣縮小の施術の流れ
施術自体は20〜40分で完了し、当日帰宅が可能です。仕事を長期間休む必要がないのが大きなメリットでしょう。
- カウンセリング:膣の状態を診察し、糸の本数・挿入位置を計画
- 消毒・局所麻酔:膣内を消毒後、局所麻酔を施す
- 糸の挿入(20〜40分):専用の針で膣壁に糸を挿入・固定
- 確認・帰宅:止血を確認後、注意事項の説明を受けて帰宅
ダウンタイムと術後の過ごし方
- 当日〜翌日:軽い痛み・違和感あり。処方された鎮痛薬で対応可能
- 2〜3日後:シャワー浴が可能(入浴は1週間後から)
- 1週間後:日常生活に完全復帰できるケースが多い
- 2〜4週間後:性交渉の再開が可能に(医師の指示に従う)
スレッド膣縮小と他の術式の比較
スレッド膣縮小は「切開法ほどのダウンタイムは取れないが、ヒアルロン酸より長い効果を求めたい」という方に最適なポジションにあります。
比較項目 | スレッド法 | 切開法 | ヒアルロン酸 | レーザー |
|---|---|---|---|---|
費用 | 15万〜35万円 | 25万〜50万円 | 8万〜20万円 | 10万〜25万円/回 |
ダウンタイム | 数日〜1週間 | 2〜4週間 | 1〜3日 | ほぼなし |
効果持続 | 1〜2年 | 半永久的 | 6〜12か月 | 1〜2年 |
メリット | バランスが良い | 効果が最も高い | 最も手軽 | 痛みが少ない |
デメリット | 永続的ではない | DT長い | 効果短い | 複数回必要 |
スレッド膣縮小のリスクと注意点
スレッド膣縮小は比較的安全性の高い施術ですが、以下のリスクを事前に理解しておくことが重要です。
- 糸の露出:まれに糸の先端が膣壁から露出することがある。受診すれば簡単に除去可能
- 感染症:術後の衛生管理を怠ると感染リスクあり。処方された抗生物質を確実に服用
- 一時的な違和感:糸が馴染むまで1〜2週間程度、膣内に違和感を覚えることがある
- 効果の個人差:膣のゆるみの程度や組織の状態により、効果の出方に個人差がある
スレッド膣縮小に関するよくある質問
Q. 施術中は痛いですか?
局所麻酔を行うため、施術中の痛みはほとんどありません。麻酔注射時にチクッとする程度です。術後は軽い鈍痛が数日続くことがありますが、鎮痛薬で管理可能です。
Q. 効果はすぐに実感できますか?
糸の挿入直後から引き締め効果を実感できる方が多いとされています。さらに、糸の吸収過程でコラーゲンが生成されるため、1〜3か月かけて効果が向上していきます。
Q. 何回施術を受ける必要がありますか?
基本的には1回で効果を実感できます。効果が薄れてきた場合(1〜2年後)に再施術を検討する形です。
Q. 出産に影響はありますか?
使用する糸は体内で吸収されるため、将来の妊娠・出産への悪影響は報告されていません。ただし経膣分娩で効果がリセットされる可能性はあるため、出産予定がある方は医師に相談しましょう。
Q. 2年後に再施術する場合の費用は?
クリニックによりますが、再施術は初回と同程度の費用がかかるのが一般的です。リピーター割引を設けているクリニックもあるため、初回カウンセリング時に確認しておくとよいでしょう。
まとめ|スレッド膣縮小は手軽さと効果のバランスが魅力
スレッド膣縮小は、切開法に比べダウンタイムが短く、ヒアルロン酸注入より長い効果が期待できるバランスの良い施術です。
- 費用相場:15万〜35万円(糸の本数・素材による)
- ダウンタイム:数日〜1週間で日常復帰
- 効果持続:1〜2年(再施術でメンテナンス可能)
まずは無料カウンセリングで費用を確認しよう
スレッド膣縮小の費用は、膣の状態や糸の本数によって個人差があります。正確な費用を知るには、実際にクリニックで診察を受けるのが確実です。今回紹介したクリニックはいずれも無料カウンセリングに対応しているので、まずは相談から始めてみてください。
この記事を書いた人
EggLink編集部
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