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妊活中の抗生物質|感染症治療と妊娠への影響

2026/4/19

妊活中の抗生物質|感染症治療と妊娠への影響

妊活中に感染症を発症し「抗生物質を飲んでいいのか」と不安になる方は少なくありません。結論から言うと、多くの抗生物質は妊娠前・妊活中に安全に使用できますが、薬の種類・服用タイミング・妊娠の有無によって注意が必要なものもあります。

この記事のポイント

  • 妊活中・妊娠初期に比較的安全とされる抗生物質の種類
  • 避けたほうがいい抗生物質と理由
  • 不妊治療(体外受精・人工授精)前後の服用タイミング

妊活中の抗生物質——基本的な考え方

「妊活中は薬を飲まないほうがいい」と思われがちですが、感染症を放置することのほうが体への悪影響が大きい場合があります。発熱・尿路感染・歯科治療など、必要な治療は適切に受けることが重要です。ただし「どの薬でも安全」ではないため、処方時に妊活中・妊娠の可能性があることを必ず医師に伝えましょう。

妊活中に比較的安全とされる抗生物質

以下は妊娠前・妊娠初期でも比較的使用実績が多く、リスクが低いとされる薬剤です(FDA旧カテゴリーBまたはCで使用実績豊富なもの)。

薬剤名(一般名)

よく使われる場面

妊娠・妊活中の安全性

アモキシシリン(ペニシリン系)

尿路感染・歯科・上気道炎

比較的安全(妊娠中も使用可)

セファレキシン(セフェム系)

皮膚感染・尿路感染

比較的安全

クラリスロマイシン(マクロライド系)

クラミジア・非定型肺炎

妊活中:使用可。妊娠初期は慎重に

アジスロマイシン

クラミジア・マイコプラズマ

妊活中:使用可

妊活中・妊娠初期に避けるべき抗生物質

以下の薬剤は胎児への影響(催奇形性・骨形成への影響等)が懸念されており、妊娠中・妊娠の可能性がある時期は特に注意が必要です。

  • テトラサイクリン系(テトラサイクリン・ドキシサイクリン):骨・歯への沈着(妊娠中は原則禁忌)
  • フルオロキノロン系(レボフロキサシン・シプロフロキサシン等):軟骨形成への影響懸念(妊娠中は原則避ける)
  • メトロニダゾール(フラジール):妊娠初期3ヶ月は慎重投与(細菌性腟炎の治療では必要な場合も)

「今日から高温期」「体外受精の移植周期」など妊娠の可能性がある場合は、処方を受ける前に必ず医師・薬剤師に伝えてください。

不妊治療周期中の服用タイミング

体外受精・人工授精の周期中に感染症にかかった場合の注意点です。

  • 採卵周期の場合:採卵前日・当日の服用は担当医に確認。抗生物質によっては採卵への影響は少ないが、必ず連絡を
  • 胚移植周期の場合:移植直前・後の服用は担当医に報告。着床への影響が懸念される薬剤は代替薬を検討
  • タイミング法・人工授精:排卵前後の服用は担当医に相談のうえ判断

性感染症の治療と妊活

クラミジア・マイコプラズマ・ウレアプラズマなどの性感染症は、適切に治療しないと卵管障害・子宮内膜炎の原因となり、不妊・着床障害につながります。妊活前に検査・治療を済ませておくことが重要です。

  • クラミジア:アジスロマイシン1 gまたはドキシサイクリン14日間(妊活前に完治確認)
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ:治療の必要性は施設・状況により異なる。担当医の判断に従う
  • パートナーも同時治療が原則

腸内環境への影響と対策

抗生物質は腸内細菌叢(腸内フローラ)にも影響します。腸内環境の乱れは免疫・栄養吸収に影響し、妊活にも間接的に関わる可能性があります。

  • 抗生物質服用中・後はビフィズス菌・乳酸菌サプリを補充(服用時間を2時間ずらす)
  • ヨーグルト・発酵食品で腸内環境を整える
  • 食物繊維を積極的に摂取する

よくある質問(FAQ)

Q. 歯医者で抗生物質を処方されました。妊活中でも飲めますか?

歯科で一般的に使用されるアモキシシリン・セフェム系は妊活中・妊娠中でも比較的安全とされています。ただし、歯科医・産婦人科の担当医に妊活中であることを伝え、確認してから服用しましょう。

Q. 抗生物質を飲んだ翌月は妊娠を控えるべきですか?

薬の種類にもよりますが、一般的な抗生物質(ペニシリン系・セフェム系・マクロライド系)では服用終了後に特別な待機期間は必要ないとされています。テトラサイクリン系・キノロン系の場合は担当医に相談してください。

Q. クラミジア治療後、すぐ妊活を再開できますか?

治療終了後に治癒確認(再検査で陰性)が得られてから妊活を再開することが推奨されます。治癒確認なしで再開すると、卵管へのダメージリスクが残ります。

まとめ

妊活中の抗生物質は「種類・タイミング・妊娠の有無」によって安全性が異なります。感染症を放置するほうがリスクが高い場合が多いため、必要な治療は適切に受けましょう。

処方時は「妊活中・妊娠の可能性あり」を必ず医師と薬剤師に伝え、薬剤選択と服用タイミングを相談することが最も重要です。

本記事は情報提供を目的としています。具体的な薬の判断は必ず担当医にご相談ください。

E

この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2