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結婚前に受けておきたい妊娠力チェック

2026/4/19

結婚前に受けておきたい妊娠力チェック

「結婚したらすぐ子供を」と考えているなら、結婚前の妊娠力チェックが重要です。将来の妊活を有利に進めるために、今知っておくべき検査の内容を解説します。

結婚前に妊娠力チェックをするメリット

不妊の原因の約50%は男性側にあり、女性側の原因の中には自覚症状のない疾患も多く含まれます。結婚前に現在の妊娠力を把握することで、将来の不妊治療開始を遅らせることなく対策を立てられます。

結婚前チェックの主なメリット

  • 不妊の原因となる疾患を早期に発見・治療できる
  • 妊活開始のタイミングや方法を二人で計画できる
  • 年齢的な妊孕力の現状を数値で把握できる
  • 治療が必要な場合に婚姻後すぐに行動に移せる

「まだ子供は考えていない」という場合でも、将来の選択肢を広げる情報として活用できます。

女性が受けるべき検査

女性の妊娠力を評価する主な検査です。産婦人科・不妊専門クリニックで受けられます。

主要検査の内容

検査名

わかること

費用目安

AMH(抗ミュラー管ホルモン)

卵巣予備能(残り卵子数の目安)

保険外2,000〜8,000円

卵管通過性検査(子宮卵管造影)

卵管の閉塞・癒着の有無

保険3割負担で5,000〜15,000円

超音波検査(経膣)

子宮・卵巣の形態、筋腫・のう腫の有無

保険3割負担で2,000〜5,000円

ホルモン検査(FSH・LH・E2)

排卵機能・卵巣機能

保険3割負担で1,000〜3,000円

甲状腺検査(TSH・FT4)

甲状腺機能(不妊・流産に関連)

保険3割負担で1,000〜2,000円

子宮頸がん検診

HPV感染・頸部の異常

保険3割負担で2,000〜3,000円

性感染症(クラミジア等)

卵管閉塞の原因になるSTI

保険外500〜3,000円

AMH検査――卵巣予備能の現実を知る

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は卵巣内に残っている卵子数の目安を示すホルモンです。年齢とは独立して個人差が大きく、「若いから大丈夫」とはならないことを示す指標です。

AMH値の目安と年齢別の特徴

  • 2.0〜6.0ng/mL:良好な卵巣予備能(目安)
  • 1.0〜2.0ng/mL:やや低下、妊活の計画を立て始める時期
  • 1.0ng/mL未満:低卵巣予備能、早期の治療開始を検討

AMH値が低くても妊娠できます。ただしAMHが低い場合は「妊活を先延ばしにするほど選択肢が狭まる」という情報として活用することが重要です。AMH値だけで妊娠可能性を断定することはできません。

男性が受けるべき検査

男性の妊娠力チェックは精液検査が中心です。泌尿器科・男性不妊専門クリニックで受けられます。

精液検査で評価する項目

  • 精子濃度:1mLあたり1,600万/mL以上(WHO基準2021年)
  • 運動率:42%以上
  • 前進運動率:30%以上
  • 正常形態率:4%以上(Kruger基準)
  • 精液量:1.4mL以上

精液検査は1回の結果のみで判断せず、2〜3回の検査を推奨されることが多いです。精子は生活習慣(睡眠・禁煙・体重)で3カ月後に変化します。

検査を受けるタイミングと場所

結婚前チェックは入籍・同棲開始の半年〜1年前を目安に受けることをお勧めします。

受診先の選択肢

  • 産婦人科・不妊専門クリニック:女性の検査をまとめて受けられる。一部クリニックは男性検査も対応
  • ブライダルチェック対応クリニック:男女セットのパックを設定している施設もある
  • 泌尿器科:男性の精液検査・ホルモン検査に特化

費用は女性の基本セット(超音波+ホルモン+AMH)で1〜3万円程度、男性の精液検査単独で5,000〜10,000円(自費)が目安です。

検査結果で「問題あり」だった場合の対処法

検査で異常が見つかった場合の一般的な対応を把握しておくと、冷静に対処できます。

主な所見と初期対応

  • AMH低値:妊活を早める計画を立てる。加齢でさらに低下するため先延ばしに注意
  • 卵管閉塞:腹腔鏡手術または体外受精への移行を検討
  • 子宮筋腫・子宮内膜症:部位・サイズにより手術適応の判断。不妊への影響度を評価
  • 精子所見不良:生活習慣改善3カ月後の再検査→改善なければ精巣機能評価
  • クラミジア陽性:抗菌薬(アジスロマイシン等)で治療。パートナーも同時治療が必要

よくある質問

Q1. 結婚前チェックで「異常あり」が出たら婚約に影響しますか?

検査の目的は「問題を早期発見して対処すること」です。異常が見つかることは治療の機会であり、婚約の可否を決めるものではありません。二人で結果を共有し、一緒に対処方針を決めることが大切です。

Q2. AMH検査は月経周期のどのタイミングで受ければいいですか?

AMHは月経周期に関わらずほぼ一定の値を示すため、いつでも測定可能です。ただし他のホルモン検査(FSH・LH等)は周期に合わせた採血が必要なため、月経2〜5日目に一括で受けると効率的です。

Q3. 子宮卵管造影検査は痛いですか?

造影剤を子宮内に注入する際に、生理痛に似た痛みを感じることが多いです。痛みの程度には個人差があります。処置前に鎮痛剤(ロキソニン等)の服用を勧めるクリニックも多いため、事前に確認してください。

Q4. 男性が精液検査を嫌がる場合はどうすればいいですか?

「問題がないことの確認」として提案すると受け入れやすいことがあります。男性不妊は珍しいことではなく(不妊の約50%に男性因子が関与)、早期発見は二人にとって有益です。

Q5. 結婚前チェックの費用に保険は使えますか?

「妊娠を希望しての検査」は保険適用外の自費診療になる項目が多いです。一方、症状がある場合(月経不順・性交痛等)や治療目的の検査は保険適用になります。受診前にクリニックに確認してください。

まとめ

結婚前の妊娠力チェックは、将来の妊活を有利に進めるための先手を打つ行動です。特にAMH検査と精液検査は自覚症状がなくても実施する価値があります。検査で問題が見つかれば早期対処の機会となり、問題がなければ安心して妊活を計画できます。

【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的とするものです。検査結果の解釈・治療方針は専門の医療機関にご相談ください。基準値は検査機関により異なります。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2