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凍結した卵子を使うとき|治療の流れ・費用・事前の連絡

2026/7/1

更新:2026/9/30

凍結した卵子を使いたいときは、まず生殖補助医療を受ける医療機関と保管先に連絡します。卵子を融解するだけで妊娠するわけではなく、受精、胚の発育、移植などの治療が必要です。保管料とは別に、使用時の費用も見積もります。

凍結卵子と受精卵は、保存している段階が違います

未受精卵子は、まだ精子と受精していない卵子です。受精卵・胚を保存している場合と、融解後に必要な工程が異なります。未受精卵子を融解して使用する場合、一般に顕微授精で受精を試み、その後に胚を育てて移植します。HFEA:卵子凍結の患者向け案内

相談時には保存しているものが卵子か胚か、採卵時の年齢、凍結個数、保管先を伝えてください。書類の名称が分からないときは、保存の証明や結果票を持参すると確認できます。

使用の希望は、治療開始の直前ではなく早めに伝えます

初回の診察や必要な検査、保管先からの出庫、移送先の受入確認には時間がかかります。グレイスバンクでは使用予定の2か月前までの連絡を求める案内があり、他の施設では手順が異なります。グレイスバンク:卵子の使用に関するFAQ

「来月使いたい」と決める前に、治療施設へ初診予約を取り、保管先へ希望時期を連絡しましょう。先に卵子だけを送っても、受入や治療を開始できるとは限りません。

費用は、移送と治療を別の見積もりにします

支払先・段階 確認する項目
保管先 出庫手数料、保管終了の扱い、残る卵子の更新
輸送 輸送費、機材、手配料、日程変更
治療施設 初診・検査、融解、顕微授精、培養、胚移植
治療が進まない場合 生存卵・受精卵・移植できる胚がない場合の請求

表示される「融解費用」だけでは、妊娠を目指す治療の全額にならない場合があります。採卵時に払った費用と、今回必要な費用の区切りを明確にします。

保険・助成は、使用時の条件として再確認します

保存をしたときの制度が、将来の治療にもそのまま適用されるとは限りません。東京都では凍結卵子を使った生殖補助医療の別制度があり、融解・受精を行う場合などで助成上限が異なります。年齢、治療施設、申請期限などを公式ページで確認してください。東京都:凍結卵子を使用した生殖補助医療の助成

結婚・事実婚などの同意条件や、助成を受けた際の制約も整理します。何年も前の説明資料だけで判断せず、現在の契約と診療方針を確かめましょう。

一度にすべて融解するのでしょうか

使う卵子の数は、凍結の方法や容器、希望、治療計画により相談が必要です。「何個融解する予定か」「使わない卵子の保存はどう続くか」「胚が余った場合に保存費がかかるか」を確認してください。

凍結時に若かったとしても、妊娠・出産時の健康状態に関する評価は別に必要です。持病や服薬、出産の希望時期を含め、治療施設で説明を受けましょう。

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公開:2026/7/1更新:2026/9/30