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【体験談】妊活うつからの回復記

2026/4/19

【体験談】妊活うつからの回復記

「治療の途中で心が折れた」「採卵が失敗した日に起き上がれなくなった」——妊活うつは、不妊治療中の女性の20〜30%が経験するとされる状態です。回復した当事者の経験から、回復のプロセスを整理します。

この記事のポイント

  • 「妊活うつ」と一時的な気分の落ち込みの違い——受診を考えるタイミングの目安
  • 治療を継続しながら回復した方・治療を一時中断して回復した方の実例
  • 回復を助けた具体的な取り組み(専門家・環境・考え方の変化)

妊活うつと気分の落ち込みの違い

不妊治療中に気分が落ち込むことは自然なことですが、うつ状態になっている場合は専門的なサポートが必要です。

  • 一時的な落ち込み:移植失敗の翌日〜数日は気分が沈むが、徐々に回復する。食欲・睡眠に大きな変化がない
  • うつ状態のサイン:2週間以上、毎日のようにこれらの症状が続く——気分の落ち込み・何も楽しめない・食欲不振または過食・不眠または過眠・疲れやすい・集中できない・死にたいという考え

2つ以上当てはまる場合は、心療内科・精神科への相談を検討してください。

回復した方の体験談(パターン別)

パターンA:治療を継続しながら回復

「採卵失敗後から抑うつ状態になり、精神科を受診。SSRIを少量処方されながら治療を継続。医師2人(産婦人科・精神科)が連携してくれたことで安心感が生まれ、6カ月後には回復し、その後妊娠に至った」

——このケースのポイントは「2つの医師の連携」「薬の影響を担当医が把握していた」こと。

パターンB:治療を一時中断して回復

「3年間治療を続けてうつ状態になり、カウンセラーの勧めで3カ月治療を休んだ。旅行・映画・友人との時間を取り戻す中で、自分が治療にすべてを捧げていたことに気づいた。再開後は気持ちが楽になっていた」

——一時中断は「諦め」ではなく「持続可能な治療継続のためのリセット」という考え方が有効です。

パターンC:治療を終了して回復

「治療終了後に心療内科に通い始めた。うつの原因が不妊治療だけでなく、仕事・結婚へのプレッシャーも重なっていたことが分かった。薬とカウンセリングで1年後に回復」

回復を助けた具体的な要因

当事者の体験談から共通して挙げられる回復の要因です。

  • 専門家との出会い:不妊カウンセラー・精神科医・心理士など、「話を聞いてもらえる場所」の確保
  • 同じ経験を持つ人とのつながり:オンラインコミュニティ・自助グループでの「自分だけではない」感覚
  • 治療以外の「自分」の回復:仕事・趣味・友人関係など、不妊治療以外のアイデンティティを取り戻すこと
  • パートナーとの率直な対話:「助けてほしい」「つらい」を言葉にできた時点で関係が変わったという声が多い

受診のタイミング——迷ったらいつでも

「うつかどうか判断できない」という段階でも、心療内科・精神科への相談は可能です。「自分はうつだと診断されるほどではない」と判断するのは受診した後でも遅くありません。相談するだけでも気持ちが軽くなることがあります。

よくある質問

Q:精神科に行くことが怖くて、受診できていません。

多くの方が最初はためらいます。「相談だけ」という気持ちで受診してみてください。診察で必ず薬を処方されるわけではなく、話を聞いてもらうだけのこともあります。

Q:うつ状態でも体外受精を受けられますか?

うつの程度・薬の種類によります。担当の産婦人科医と精神科医の両方に現在の状態を共有したうえで判断することが重要です。

Q:回復にはどのくらいかかりますか?

個人差が大きく、数カ月〜1年以上の方もいます。薬・カウンセリング・環境の変化など複数のアプローチの組み合わせが回復を早めることが多いです。

まとめ

妊活うつから回復した当事者の共通点は「一人で抱え込まなかった」ことです。専門家への相談・治療の一時中断・同じ経験を持つ人との繋がり——これらを組み合わせることで、多くの方が回復しています。回復の形は人それぞれですが、「治療の継続」と「心の回復」を同時に目指すことは可能です。

【免責事項】本記事は一般的な心理情報の提供を目的としており、医療行為の代替となるものではありません。うつの症状が疑われる場合は速やかに医師・専門家にご相談ください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2