タイミング法で「今日しなければ」と感じたり、性交や予定の調整が負担になったりする場合は、担当医へ相談できます。相手を大切にすることや治療に取り組むことを、望まない性交を引き受ける条件にはしません。
負担や希望は性別で決まるものではありません。何がつらいか、今はどうしたいか、診療の説明で分からないことを、それぞれ個別に相談することもできます。
気持ちと診療上の確認を分けます
| 相談したいこと | 確認するポイント |
|---|---|
| 性交を義務と感じる | 双方の希望と同意を確かめ、望まない行為を強制する前提にしない |
| 指定日や検査結果が気になる | 今回の指示の理由、予定を合わせられない場合の対応や確認方法を診療先へ聞く |
| 痛み・勃起や射精等で困る | 症状と負担を医師に伝え、必要な評価や相談先を聞く。記事だけで病名を決めない |
| 方法を続けるか迷う | 今回の評価と治療歴、選択肢の目的と限界、費用や負担・見直す時期を相談する |
| 話すことや安全に不安がある | 同席を必須にせず、個別で安全に相談できる方法を選ぶ |
頻度の情報を、二人のノルマにしません
ASRMの2022年の意見は、性交の頻度に関する情報が不要なストレスにもなり得ることや、本人たちの希望に合わせて考えることを説明しています。一般の自然妊娠に関する情報で、治療中の個別の薬・処置の指示を置き換えるものではありません。ASRM:自然妊娠と性交頻度(2022年)
排卵検査薬や診療で説明された時期について分からない場合、検査の意味や、予定を合わせられないときの対応を聞けます。「前後二〜三日は必ず大丈夫」等を本人の共通の許可表にはしません。
感謝の言葉やデートを用意すること、タイミング以外の日にも性交することを、関係を守る義務にしません。話したくないとき、行為を望まないときの希望も大切にしてください。
身体や性機能の困りごとを、気持ちだけで説明しません
痛み、勃起・射精等で困っている場合は、診療先へ症状や使っている薬等を分かる範囲で伝え、必要な評価や相談先を聞けます。緊張しているから一時的EDと自己診断したり、責めないルールだけで解決できると決めたりしません。
ASRMのストレスの資料も、本人の気持ちと妊娠の結果を単純な因果で結びつけていません。プレッシャーがある自分や相手のせいで妊娠しない、と責任を負わせる必要はありません。ASRM:ストレスと不妊(2023年)
治療を変える場合は、適応と本人の希望を確認します
国立成育医療研究センターの案内は、方法や回数を一律の順番にせず、年齢、検査や治療歴、希望と負担に合わせて考えることを説明しています。国立成育医療研究センター:治療の選択と見直し
三〜六周期、三十七歳やAMHの一つの値で自動的に人工授精・体外受精へ進むものではありません。性行為の負担だけで特定の人工授精の方法を選ぶのではなく、適応、目的と限界、使う薬や処置、費用と通院を個別に説明してもらえます。
休止等を希望する場合も、薬・再診の指示と次に相談する時期を確認してください。三十五歳未満なら一〜二周期休めば関係と心身が回復する、成績が変わらない、とは保証しません。
個別の支援と、安全を優先する相談も選べます
話す相手や方法、資格と経験、秘密・情報共有の扱い、料金と予約条件を確かめられます。二人での面談を必須にせず、個別で話したいことも伝えられます。ASRM:相談と支援/こども家庭庁:国内の相談先
暴力や強要への不安がある場合は、話し合いで解決することを優先せず、安全に相談できる支援へつながってください。内閣府は暴力に関する相談先と利用条件を案内しています。内閣府:DV相談の案内
眠れない・食べられない、仕事や日常が保てない、つらさが強まる場合は、一定の日数まで待たず医療機関等へ相談してください。自分を傷つけたい・消えたい考えがある場合も早めに支援につながってください。
今すぐ自分や誰かを傷つけそう、安全が保てない等の切迫した状態では、一人で抱えず周囲に助けを求め、緊急の医療・救急等につないでください。公的窓口の方法と受付時間は各案内で確認できます。厚生労働省:こころの相談窓口
出典と確認日
2026年10月31日、本文で示した原典の採用節を照合しました。個人の診断・治療方法や休止の適否、妊娠の結果、全施設の費用・通院回数・支援体制を確認したものではありません。
免責事項
一般的な情報提供です。症状や薬・処置、診療の変更と必要な支援は医療機関等へ相談してください。

この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。