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PMSの症状一覧|月経との関係・PMDDとの違い・受診の目安

2026/4/19

更新:2026/10/26

PMS(月経前症候群)では、月経前に身体や気分の不調が現れ、月経が始まると軽くなったり消えたりすることが特徴です。症状の種類だけではPMSと確定できません。いつ現れ、いつ改善するか、仕事や学校、生活にどの程度影響するかを合わせて相談します。

困り方に合わせて、早めに相談できます

状態相談・行動
月経前の不調が仕事・学校・生活に響く婦人科へ相談する。数周期の記録が完成するまで受診を待つ必要はない
気分の落ち込みや不安が強い、月経後もつらいPMSだけと決めず、婦人科や精神科・心療内科で評価を相談する
自分を傷つけそう、危険な行動を抑えられない直ちに救急の診療を求め、信頼できる人にも助けを求める
突然の激痛、多量の出血、発熱などがある次の月経を待たず受診する。強い症状や急な悪化は救急の診療が必要

身体に現れる症状

乳房の張りや痛み、おなかの張り、頭痛、腰痛、むくみ、疲れやすさ、食欲や睡眠の変化などがあります。現れ方と強さは人により異なり、同じ人でも月によって変化します。体重の増え方など一つの数字で、PMSと判定するものではありません。日本産科婦人科学会:PMS・PMDDの診断・治療指針(2025年)

乳房のしこり、急なむくみ、強い・新しい頭痛、発熱や出血の変化などを、月経前だからすべてPMSと片付けないでください。初めての症状や、普段と違う強さがある場合も医療機関へ伝えます。

気分や行動に現れる症状

いらだち、怒りっぽさ、落ち込み、不安、気分の変動、集中しにくさ、眠れない・眠りすぎるなどがあります。本人の気合いや我慢だけの問題ではありません。家族や職場との関係、学業・仕事への影響も相談して構いません。こども家庭庁:PMSの症状と対処

「身体の症状が3つ」「精神症状が2つ」などの個数で、自己診断する方法は示していません。一つでも生活への影響が大きければ相談できます。反対に、複数の症状があっても、ほかの病気や月経との関係を確認する必要があります。

症状が出る日と、軽くなる日を確認します

国内の定義では、月経前3〜10日ごろの黄体期に続く精神的・身体的症状で、月経開始とともに減退・消失するものとされています。ただし、全員が同じ日に始まり、月経後2〜3日で完全に消えるという自己判定の境界ではありません。

日本産科婦人科学会の2025年指針は、症状が出る・消える時期、種類や強さ、周期性を詳しく聞き、症状日誌の活用と基礎疾患の月経前増悪への注意を勧めています。月経後も不調が続く場合は、うつ病、甲状腺の病気など別の状態や、もともとの病気の月経前増悪(PME)も含めて評価します。

PMDDとPMSを、自己判断で分けなくて構いません

PMDD(月経前不快気分障害)では、月経に関連する強い精神症状と生活への支障が問題になります。ただ「PMSが少し強い」「自傷の考えがあるなら必ずPMDD」と決まるものではありません。ほかの精神的な不調の併存や悪化も含めて評価し、必要に応じて婦人科と精神科・心療内科が連携します。

自分を傷つける考えが浮かぶときは、周期や病名が分かるまで待たずに医療者へ伝えてください。実行しそう、行動を抑えられない、安全を保てない場合は直ちに救急の診療を求めます。PMSかPMDDかを本人が決めてから相談する必要はありません。

受診のための記録は、簡単なメモから始められます

月経日、症状があった日、強さ、仕事や睡眠への影響、使った薬と効き方を、可能な範囲で毎日記録します。月経前だけでなく、症状がない日や月経後の状態も役立ちます。アプリや簡単なメモでも構いません。

複数周期の記録は周期性の評価に役立ちますが、受診の前提条件ではありません。基礎体温でPMSや排卵を確定する必要もありません。つらさが強い、悪化している場合は、記録が途中でも相談してください。

治療は、症状・持病・妊娠希望などに合わせて選びます

休息や予定の調整、無理のない運動・食事、認知行動療法などと、症状に応じた薬の治療を相談できます。特定の運動を決まった分数行えば改善する、生活習慣を整えれば必ず治るという根拠はありません。できることから取り入れ、生活を整えられないことを本人の責任にしないでください。

薬にはOC・LEP、SSRI、症状に対する薬などの選択肢がありますが、製剤や持病で適否と注意が異なります。2025年指針は、SSRIのPMS・PMDD治療は保険適用外であること、副作用や中止に伴う症状への注意を示しています。使う薬、目的、保険と費用、続け方は処方医に確認してください。

市販の鎮痛薬や漢方薬、サプリも、妊娠の可能性、持病、ほかの薬との併用を薬剤師などへ確認します。カルシウムやマグネシウムなどを一律の高用量で追加したり、処方薬を月経に合わせて自己増減したりしないでください。

出典と確認日

2026年10月26日に日本産科婦人科学会2025年指針の診断、非薬物療法、OC・LEP、SSRI、精神科連携の採用箇所と、こども家庭庁の解説を確認しました。症状の説明と個別診断・処方を区別しています。医師による本記事の個別監修はありません。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/10/26