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不育症専門クリニック一覧

2026/4/19

不育症専門クリニック一覧

妊娠はできるのに流産・死産を繰り返してしまう「不育症」。日本では妊娠した女性の約1%が不育症に悩んでいるとされています。原因の多くは特定でき、適切な治療によって次の妊娠に臨める可能性があります。この記事では、不育症の専門的な検査・治療を行うクリニックの選び方を解説します。(情報取得日:2026-05-02)

この記事のポイント

  • 不育症の原因は約70%が特定可能で、抗リン脂質抗体症候群・子宮形態異常・染色体異常などが主な原因
  • 不育症専門のクリニックでは血液検査・子宮検査・夫婦染色体検査など網羅的な精密検査が受けられる
  • 治療法(ヘパリン療法・低用量アスピリン療法等)の実績と産科との連携体制が重要な選択基準

不育症とは:基本情報

不育症は、一般的に「2回以上の流産・死産・早期新生児死亡を繰り返す状態」と定義されます(学会によって定義が異なる場合があります)。一度の流産は約15%の妊娠で起こる自然な現象ですが、繰り返す場合は検査・治療の対象となります。

不育症の主な原因

頻度の目安

代表的な治療

抗リン脂質抗体症候群

約10〜15%

ヘパリン療法・低用量アスピリン療法

子宮形態異常(子宮中隔等)

約10〜15%

手術(子宮形成術等)

夫婦いずれかの染色体構造異常

約5%

PGT-SR(着床前染色体構造異常検査)

甲状腺機能異常

数%

甲状腺ホルモン補充療法

原因不明

約65%

経過観察・サポート療法

原因不明とされるケースの多くは胚の染色体異常によるものと考えられており、加齢とともにその比率が上昇します。

診療内容の特徴

不育症専門のクリニックには、以下のような診療体制の特徴があります。

  • 網羅的な不育症検査パネルの実施:抗リン脂質抗体・血栓性素因・子宮形態・夫婦染色体など、標準的な検査をセットで受けられる
  • 流産組織の染色体検査への対応:流産組織の染色体検査を行い、胚染色体異常が原因かどうかを確認できるクリニックもある
  • 産婦人科・血液内科・遺伝専門医との連携:抗リン脂質抗体症候群の治療には内科との連携が必要なケースがある
  • ヘパリン自己注射の指導と管理:ヘパリン療法では自宅での自己注射が必要なため、丁寧な指導体制があるか確認する
  • 次回妊娠時のサポート体制:妊娠後の管理・産科への引き継ぎまでサポートしてくれるクリニックが理想的

口コミ・評判の傾向

不育症の検査・治療を受けた方の口コミには、以下のような内容が多く見られます。

  • 「検査で抗リン脂質抗体が陽性と判明し、ヘパリン治療で無事に出産できた」という成功報告
  • 「何度流産しても原因を調べてもらえなかったが、転院してやっと原因が分かった」という評価
  • 「流産後のグリーフケアが丁寧で、精神的な支えになった」という心理的サポートへの感謝
  • 「検査結果の説明が詳しく、次の妊娠に向けた計画を一緒に立ててもらえた」という前向きな声

費用の目安

不育症検査の一部は保険適用となっています。ただし、検査項目によっては自費となるものもあります。

検査・治療の種類

目安費用

保険適用

不育症スクリーニング検査(血液・子宮)

3〜8万円程度

一部保険適用あり

夫婦染色体検査

3〜6万円程度

保険適用あり

流産組織染色体検査

5〜10万円程度

自費

ヘパリン療法(妊娠中)

月3〜8万円程度

一部保険適用あり

保険適用の有無・条件は診断名・治療内容によって異なります。クリニックで個別に確認することを推奨します。

受診時のポイント

不育症専門クリニックへの相談前に、以下の準備と確認をしておくとスムーズに進められます。

  • 流産回数・週数・妊娠経過を記録しておく:何回・何週で流産したかは診断の重要な参考情報
  • 過去の検査結果・病院の診断書を持参する:前施設での検査内容が分かると重複検査を避けられる
  • 流産組織の染色体検査の有無を確認する:実施できるクリニックは限られるが、胚染色体異常が原因かを判定できる有用な検査
  • 次回妊娠後の管理方針を確認する:治療クリニックで妊娠管理まで行うか、産科に移行するかを事前に把握しておく

アクセス情報

不育症専門の検査・治療を行うクリニックは主要都市を中心に存在します。日本産科婦人科学会・日本生殖医学会のサイトで専門施設を探すことができます。

  • 地方在住の場合、初回検査は遠方の専門クリニック、妊娠中の管理は地元の産婦人科という形で連携するパターンも一般的
  • 初診相談はオンライン対応しているクリニックも増えており、遠方からでも気軽に相談できる

FAQ:不育症に関するよくある質問

Q1. 不育症の検査はどのタイミングで受けるべきですか?

一般的に2回以上の流産を経験した場合に検査を検討します。ただし、初めての流産後でも不安が強い場合は相談だけでも受診可能です。流産直後の急性期ではなく、心身が落ち着いてから受診することが多いです。

Q2. 不育症と診断されると次の妊娠は難しいですか?

不育症の方でも、適切な治療と管理を受けることで次の妊娠で出産に至るケースは多くあります。原因が特定された場合は特に治療効果が期待されます。一般的に不育症の方の70〜80%は次の妊娠で出産できるという報告もあります。

Q3. ヘパリン療法とはどのような治療ですか?

ヘパリン療法は、血液が固まりやすい状態(血栓症)を防ぐための抗凝固治療です。抗リン脂質抗体症候群が原因の不育症に対して行われることが多く、妊娠判明後から継続して自己注射を行います。低用量アスピリンとの併用が標準的です。

Q4. 夫婦染色体検査で異常が見つかったらどうなりますか?

染色体構造異常(転座等)が見つかった場合、PGT-SR(着床前染色体構造異常検査)の適応となる可能性があります。遺伝カウンセリングを受け、今後の選択肢について専門家と話し合うことが重要です。

Q5. 不育症は女性側だけの問題ですか?

流産の原因は主に胚の染色体異常(多くは偶発的)ですが、女性の子宮・免疫・血液凝固の問題のほか、夫婦どちらかの染色体構造異常が原因となることもあります。夫婦そろって検査を受けることが重要です。

まとめ

不育症は「不運が重なっている」と考えてしまいがちですが、原因の約70%は特定可能であり、適切な治療で次の妊娠・出産につながるケースも多くあります。流産を繰り返している場合は早めに不育症専門のクリニックへ相談し、網羅的な検査を受けることが重要です。まずはこれまでの妊娠・流産の記録を整理して、専門クリニックへの予約を入れてみてください。

【免責事項】本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定のクリニックや治療を推奨するものではありません。受診・治療に関する判断は、必ず担当医師にご相談ください。記載の費用・数値はあくまで目安であり、実際の状況はクリニックにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

EggLink編集部

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公開:2026/4/19更新:2026/5/2