二人目を希望してつらいときは、今いる子どもへの気持ちと、妊娠を望む悩みの両方を相談できます。「一人いるから相談できない」と我慢する必要はありません。診療で知りたいこと、育児の負担、気持ちの支えを分けて考えましょう。
つらさと、診療・育児の困りごとを分ける
| 今困っていること | 頼める支えの例 |
|---|---|
| 妊娠しないことが心配 | 現在の状況と妊娠歴を医療機関へ伝え、相談する |
| 育児と通院が重なる | 預かりや送迎、家事等の具体的な負担を相談する |
| 悲しさ・罪悪感がつらい | 生活への影響や聞いてほしいことを伝える |
子どもがいるかどうかで、相談してよい悩みの大きさを決めません。気持ちの理由を脳の働きだけで診断したり、人数の違う人と比べて我慢させたりしません。
以前に妊娠した経験があっても、今の状況を相談できる
WHOは、不妊症を避妊しない定期的な性交を続けても12か月以上妊娠しない状態と説明し、過去に妊娠した経験がある場合の続発性不妊も区別しています。子どもがいる人だけを続発性とする定義ではありません。
この期間は、相談を我慢する条件ではありません。国立成育医療研究センターも、年齢だけで方針を決めず、検査結果・妊娠歴・本人の状況や希望を合わせて考えると説明しています。症状や心配がある場合は早めに相談し、必要な検査を医師と確認してください。全員がAMH等の同じ検査から始める、と一律には決めません。
育児の負担を頼み、子どもに結果の責任を負わせない
通院時の預かり、送迎や食事等、今難しいことを具体的に頼む方法があります。毎日決まった分数遊べないことや、気持ちが沈む日を、親としての失敗と採点しません。安全に世話を続けるのが難しいときは、身近な人や子育ての支援先へ早く助けを頼んでください。
「きょうだいがほしい」と言われたときの例は、「そう思っているんだね。これからどうなるかは、まだ分からないよ」です。編集部の会話例で、妊娠を約束したり、大人の治療の判断を子どもへ任せたりする必要はありません。
周囲には、話したいことと頼みたいことを伝えられる
「今日は助言より聞いてほしい」「通院中の送迎を頼みたい」等、希望を具体的に伝える方法があります。相手がどう感じているかも確かめ、性別や情報量だけで気持ちの違いを決めつけません。
職場や友人に治療歴を詳しく話すことは、支援を頼むための必須条件ではありません。誰かが別の人へ伝える場合も、当人の了解を確認します。話した内容が必ず理解される、という保証にはしません。
休み方や情報との距離を、義務にしない
- 今は休みたい、話を聞いてほしい等の希望を確かめる
- 負担な投稿や連絡を、どのくらい見たいか考える
- 記録や練習でつらくなるなら、続けず相談する
瞑想や日記で妊娠の結果を改善する、という約束はしません。治療の話をしない時間を選ぶ場合も、必要な診療や薬の連絡は確認してください。落ち込んだ日に気持ちを切り替えられなくても、相談できます。
治療を休む・終える希望も、診療と分けて話せる
続けたい、今は休みたい、終えたい等の希望を、そのまま治療先へ伝えられます。家族が壊れるほど限界になるまで、選び直しを待つ必要はありません。薬や予定された診療、保管等の扱いは、自己判断で変えず確認してください。
生活への影響がつらいときも、期間を待たず相談する
眠りや食事、仕事・育児への影響がつらいときは、医療者へ今の困り方を伝えられます。ASRMは個別・二人での相談等の支援を紹介しています。担当する専門職、費用、情報の扱いを施設へ確認してください。
公的な窓口を探す方法もあります。対象や費用・予約、子どもと一緒に利用できるかは、各窓口の現行案内で確かめてください。
子どもの人数で悩みを比べず、必要な支えを選ぶ
今の診療と育児の負担、気持ちの支援を分けて相談できます。以前の妊娠だけで今を判断せず、本人の希望と安全を確かめながら、受診や支援を頼んでください。
参考にした資料
2026年11月2日に、説明に用いた関連節を確認して編集しました。個人の診療や制度の対象条件は、それぞれの医療者・窓口へ確認してください。
- WHO:不妊症の定義・続発性不妊(2025年11月28日)
- 国立成育医療研究センター:早めの相談と個別の治療選択
- ASRM:不妊に関するカウンセリングと支援(2023年改訂)
- こども家庭庁:性や妊娠などの悩みの相談窓口
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この記事を書いた人
EggLink編集部
医療・婦人科専門メディア
公的機関や医学会などの情報をもとに、女性の健康と医療の選択に役立つ情報を整理しています。